建築学部の志望理由の考え方

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

近年、大学入試において総合型選抜(旧AO入試)の重要性が増しています。特に、建築学部のような専門性の高い学部では、学力だけでなく、学生の意欲や適性を多角的に評価する総合型選抜が注目されています。

この記事では、建築学部を志望する受験生に向けて、総合型選抜で合格を勝ち取るための志望理由の考え方と例文を紹介します。

総合型選抜とは?

総合型選抜とは、大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に合致する人材を選抜するための入試制度です。

学力試験の点数だけでなく、皆さんの個性や能力、将来の目標などを総合的に評価します。

具体的には、以下の要素を評価の対象とします。

  • 学力:高校の成績や共通テストの点数など
  • 意欲・熱意:志望理由書、面接などでアピール
  • 個性・能力:課外活動、ボランティア活動、資格・検定など
  • 思考力・判断力・表現力:小論文、面接などで評価

総合型選抜は、大学によって選考方法や重視するポイントが異なります。

そのため、志望大学のアドミッション・ポリシーをしっかりと理解し、自分に合った対策を立てることが重要です。

総合型選抜のメリット

総合型選抜には、以下のようなメリットがあります。

  1. 自分の個性や強みをアピールできる

一般選抜では、主に学力試験の点数で合否が決まります。しかし、総合型選抜では、学力だけでなく、個性や強み、将来の目標などをアピールすることができます。

  1. 早い時期に合格が決まる

総合型選抜は、一般選抜よりも早い時期に選考が行われるため、合格が決まれば、精神的な余裕を持って残りの高校生活を送ることができます。

  1. 大学との相性が確認できる

選考過程では、面接や大学見学などを通して、大学について深く知ることができます。

建築学部で学ぶこと

建築学部は、人々が快適に生活するための空間を創造する学部です。建築学の専門知識だけでなく、デザイン、構造、環境など、幅広い知識・スキルを学びます。

建築学部では、以下のような知識・スキルを学ぶことができます。

  • 建築設計: 建物のデザイン、計画、設計に関する知識・スキル
  • 構造力学: 建物の安全性や耐久性を確保するための構造計算の知識・スキル
  • 建築環境: 快適な室内環境や省エネルギー設計に関する知識・スキル
  • 建築法規: 建築基準法など、建築に関わる法律の知識
  • コミュニケーション能力: 顧客や施工業者など、関係者と円滑に連携する能力
  • プレゼンテーション能力: 自身の設計案を効果的に伝える能力
  • デザイン力、発想力: 創造性豊な建築物を想像する能力

建築学部の魅力

建築学部の魅力は、以下の点が挙げられます。

  • 創造性を活かせる: 自身のアイデアを形にし、人々の生活に影響を与えることができます。
  • 社会貢献性が高い: 安全で快適な住環境や公共空間の創造を通して、社会に貢献できます。
  • 多様なキャリアパス: 設計、施工、研究、都市計画など、幅広い分野で活躍できます。
  • 専門性の高い学び: 建築デザイン、構造、環境、歴史など、専門的な知識・スキルを習得できます。

建築学部の志望理由の考え方

建築学部の志望理由を考える上で重要なポイントは、以下の3点です。

  • なぜ建築を学びたいのか?: 自身の建築への興味・関心や、建築を通して実現したいことを具体的に説明しましょう。
  • 何を学びたいのか?: 建築学部のカリキュラムや研究内容を踏まえ、特に学びたい分野や研究テーマを明確にしましょう。
  • 将来どのように社会に貢献したいのか?: 建築を通して、どのような社会貢献をしたいのか、具体的なビジョンを語りましょう。

建築学部の志望理由作成のヒント

志望理由を作成するにあたり、以下のヒントを参考にしてみてください。

  • 大学のウェブサイトやパンフレットをよく読み込む: カリキュラム、研究内容、教授陣など、大学の特徴を把握しましょう。
  • オープンキャンパスや説明会に参加する: 大学の雰囲気や在学生の声を聞き、理解を深めましょう。
  • 建築に関する書籍や雑誌を読む: 建築の知識を深めるとともに、自身の興味・関心を明確にしましょう。
  • 建築作品や建築家について調べる: 自身の目指す建築家像や、興味のある建築分野を見つけましょう。
  • 高校での経験を振り返る: 自身の経験の中で、建築に興味を持ったきっかけとなる出来事を掘り下げてみましょう。
  • 将来のキャリアプランを考える: 建築学で学んだ知識・スキルをどのように活かしたいのか、具体的なキャリアプランを描いてみましょう。

建築学部の志望理由例

例1

「私は、建築デザインを通して地域の活性化に貢献したいと考えています。

高校時代、地域の空き家問題に関心を持ち、建築を通して地域を活性化させる可能性を感じました。特に、古い建物をリノベーションし、新たなコミュニティースペースとして活用する事例に感銘を受けました。

貴学では、地域社会との連携を重視し、地域活性化に繋がる建築デザインを学ぶことができると伺いました。特に、〇〇先生の研究室では、地域住民と協力しながら、地域の課題解決に繋がる建築プロジェクトが進められており、私の興味と一致しています。

貴学で専門的な知識・スキルを身につけ、将来は地域の特性を活かした建築デザインを通して、地域活性化に貢献したいと考えています。」

例2

「私は、環境問題に関心があり、持続可能な建築を通して社会に貢献したいと考えています。

近年、地球温暖化やエネルギー問題が深刻化しており、建築分野でも環境に配慮した取り組みが求められています。特に、自然エネルギーを活用した建築や、リサイクル素材を使用した建築に関心があります。

貴学では、建築環境学やサステイナブル建築に関する研究が盛んに行われていると伺いました。特に、〇〇プロジェクトでは、最新の環境技術を活用した建築設計が進められており、私の夢の実現に繋がると考えています。

貴学で専門的な知識・スキルを身につけ、将来は環境に配慮した持続可能な建築を通して、社会に貢献したいと考えています。」

例3

「私は、災害に強い安全な住環境の実現を通して、人々の安心・安全な暮らしに貢献したいと考えています。

近年、地震や台風などの自然災害が多発しており、建築物の安全性に対する関心が高まっています。特に、耐震性や防災性に優れた建築に関心があります。

貴学では、構造力学や防災建築に関する研究が盛んに行われていると伺いました。特に、〇〇研究室では、最新の構造技術を活用した耐震建築の研究が進められており、私の関心と一致しています。

貴学で専門的な知識・スキルを身につけ、将来は災害に強い安全な住環境の実現を通して、人々の安心・安全な暮らしに貢献したいと考えています。」

KOSSUN教育ラボの活用

KOSSUN教育ラボは、小論文対策講座や個別指導、面接対策など、総合型選抜に特化した様々なサポートを行っています。

専門の講師があなたの個性や強みを引き出し、合格に向けて徹底的に指導します。

KOSSUN教育ラボのサポート体制

  • 小論文対策講座: 基礎知識の習得から応用力養成まで、段階的に小論文の書き方を学ぶことができます。
  • 個別指導: 自分の課題に合わせて、講師にマンツーマンで指導を受けることができます。
  • 添削指導: 実際に書いた小論文を講師に添削してもらい、改善点を見つけることができます。
  • 面接対策: 面接で聞かれる可能性のある質問を想定し、練習することができます。
  • 出願書類添削: 志望理由書や自己PR文など、出願に必要な書類の添削を受けることができます。
  • 情報提供: 総合型選抜に関する最新情報や大学の情報を手に入れることができます。

KOSSUN教育ラボからのメッセージ

建築学部は、人々の生活空間を創造し、社会に貢献できる魅力的な学部です。

総合型選抜では、学力だけでなく、学生の意欲や適性を多角的に評価します。そのため、志望理由書や面接では、自身の建築への情熱や、建築を通して実現したいことを具体的に語ることが重要です。

この記事が、建築学部を志望する受験生とその保護者の方々にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。

KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。