
国際経営学部の志望理由の考え方と書き方
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
近年、グローバル化が加速する社会において、国際的な視野と経営スキルを兼ね備えた人材のニーズが急速に高まっています。そのような背景から、国際経営学部は非常に人気のある学部の一つとなっています。
総合型選抜は、学力だけでなく、受験生の意欲や能力、適性を多角的に評価する入試方式です。国際経営学部のような専門性の高い学部においては、なぜ国際経営を学びたいのか、将来どのような貢献をしたいのかといった、明確な志望理由が合否を大きく左右します。
この記事では、国際経営学部を志望する受験生に向けて、志望理由の考え方と書き方のポイント、そして具体的な例文をご紹介します。
総合型選抜とは?
総合型選抜とは、大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に合致する人材を選抜するための入試制度です。
学力試験の点数だけでなく、皆さんの個性や能力、将来の目標などを総合的に評価します。
具体的には、以下の要素を評価の対象とします。
- 学力:高校の成績や共通テストの点数など
- 意欲・熱意:志望理由書、面接などでアピール
- 個性・能力:課外活動、ボランティア活動、資格・検定など
- 思考力・判断力・表現力:小論文、面接などで評価
総合型選抜は、大学によって選考方法や重視するポイントが異なります。
そのため、志望大学のアドミッション・ポリシーをしっかりと理解し、自分に合った対策を立てることが重要です。
総合型選抜のメリット
総合型選抜には、以下のようなメリットがあります。
- 自分の個性や強みをアピールできる
一般選抜では、主に学力試験の点数で合否が決まります。しかし、総合型選抜では、学力だけでなく、個性や強み、将来の目標などをアピールすることができます。
- 早い時期に合格が決まる
総合型選抜は、一般選抜よりも早い時期に選考が行われるため、合格が決まれば、精神的な余裕を持って残りの高校生活を送ることができます。
- 大学との相性が確認できる
選考過程では、面接や大学見学などを通して、大学について深く知ることができます。
国際経営学部で学ぶこと
国際経営学部は、グローバルなビジネス環境において活躍できる人材を育成するために、経営学の専門知識と国際的な視野を養う学部です。
学ぶこと
- 経営学の基礎知識(経営戦略、マーケティング、会計、ファイナンスなど)
- 国際ビジネスの知識(国際貿易、国際金融、異文化コミュニケーションなど)
- 語学力(英語をはじめとする外国語)
身につく力
- グローバルな視点
- 経営スキル
- 語学力
- コミュニケーション能力
- 問題解決能力
- リーダーシップ
国際経営学部の魅力
グローバルな学び
- 英語での授業や海外大学との連携プログラムなど、国際的な学びの機会が豊富です。
- 多様な文化や価値観を理解し、グローバルな視点を養うことができます。
実践的な学び
- インターンシップや企業との連携プロジェクトなど、実践を通して経営スキルを磨きます。
- ケーススタディやグループワークを通して、問題解決能力やリーダーシップを養います。
多様なキャリアパス
- 卒業後は、外資系企業、海外展開を行う日本企業、国際機関など、幅広い分野で活躍できます。
- 起業や海外でのキャリアなど、多様な選択肢があります。
国際経営学部の志望理由の考え方
国際経営学部の志望理由を考える上で重要なのは、「なぜ国際経営学部でなければならないのか」という問いに答えることです。
以下のステップを参考に、自分自身の興味・関心と大学の学びを結びつけ、具体的な志望理由を構築していきましょう。
自分の強みや経験が、どのように国際ビジネスの分野で活かせるかを具体的に説明しましょう。
- 興味・関心の明確化
どのような国際的なビジネスに関心があるのかを具体的に書き出してみましょう。(例:海外展開、国際マーケティング、多文化チームのマネジメントなど)
なぜその分野に関心を持ったのか、具体的な経験やきっかけを振り返ってみましょう。(例:海外旅行、国際交流、ニュース記事など)
- 大学の学びとの接続
大学のカリキュラムや研究内容を調べ、自分の興味・関心と合致する分野を見つけましょう。
その大学でなければ学べないこと、得られない経験などを具体的に考えましょう。(例:特定の教授の研究、海外大学との連携プログラムなど)
- 将来の展望
大学で学んだことを活かして、将来どのようなことに挑戦したいのか、どのような社会貢献をしたいのかを具体的にイメージしましょう。
将来の夢や目標と、大学での学びがどのように繋がっているかを説明しましょう。
- 自分自身の強み・経験との関連付け
これまでの経験や活動の中で、国際経営学部の学びに活かせるものは何かを考えましょう。(例:語学学習、海外経験、リーダーシップ経験など)
国際経営学部の志望理由作成のヒント
- オープンキャンパスや説明会に積極的に参加し、大学の雰囲気や学びを体感しましょう。
- 大学の教授や在学生に話を聞き、具体的な学びの内容や研究テーマについて理解を深めましょう。
- 国際ビジネスに関連する書籍や論文、ニュース記事などを読み、知識を広げましょう。
- TOEICやTOEFLなどの資格があれば積極的に記載しましょう。 留学経験があれば積極的に記載しましょう。
- 高校で学んだ内容と大学での学びを接続してみましょう。
- インターンシップやボランティア等の経験があれば積極的に記載しましょう。
国際経営学部の志望理由例
例1
「私は、世界中の人々が協力し、持続可能な社会を築くことに貢献したいと考えています。貴学の国際経営学部では、多文化が共生する環境の中で、グローバルな視点と経営スキルを養うことができると確信しています。特に、〇〇先生のリーダーシップに関する研究に感銘を受け、先生の指導の下で実践的な学びを通して、世界で活躍できるリーダーになりたいと考えています。」
例2
「日本の優れた製品やサービスを世界に広めたいという思いから、国際マーケティングに関心を抱いています。貴学の国際経営学部では、多岐にわたるマーケティング戦略や異文化コミュニケーションについて深く学ぶことができると知り、魅力を感じています。大学で国際マーケティングに関する知識を深め、将来は日本企業の海外展開を支援し、世界中の人々の生活を豊かにしたいと考えています。」
例3
「発展途上国の経済発展に貢献し、貧困問題を解決したいという強い思いがあります。貴学の国際経営学部では、国際協力や開発経済など、途上国の経済発展に繋がる専門知識を学ぶことができると知り、魅力を感じています。大学で開発経済や国際金融に関する知識を深め、将来は国際機関やNGOなどで、途上国の経済発展を支援したいと考えています。」
KOSSUN教育ラボの活用
KOSSUN教育ラボは、小論文対策講座や個別指導、面接対策など、総合型選抜に特化した様々なサポートを行っています。
専門の講師があなたの個性や強みを引き出し、合格に向けて徹底的に指導します。
KOSSUN教育ラボのサポート体制
- 小論文対策講座: 基礎知識の習得から応用力養成まで、段階的に小論文の書き方を学ぶことができます。
- 個別指導: 自分の課題に合わせて、講師にマンツーマンで指導を受けることができます。
- 添削指導: 実際に書いた小論文を講師に添削してもらい、改善点を見つけることができます。
- 面接対策: 面接で聞かれる可能性のある質問を想定し、練習することができます。
- 出願書類添削: 志望理由書や自己PR文など、出願に必要な書類の添削を受けることができます。
- 情報提供: 総合型選抜に関する最新情報や大学の情報を手に入れることができます。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
国際経営学部は、グローバル社会で活躍するための知識とスキルを身につけることができる魅力的な学部です。
しかし、専門性が高い分、明確な志望理由を持つことが重要です。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。難関大学を中心に、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。