
推薦書とは?
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
総合型選抜(旧AO入試)において、推薦書は受験生の人物像を多角的に示す重要な役割を果たします。
推薦書は、第三者、主に高校の先生が、客観的な視点から受験生の能力や適性を評価し、大学に伝えるためのものです。
「推薦書って、誰に頼めばいいの?」 「先生に推薦書をお願いする際、どのような点に注意すればいいの?」 「先生は推薦書で具体的にどのようなことを書けばいいの?」
この記事では、推薦書の役割から、先生へのお願いの仕方、具体的な書き方、注意すべきポイントまで、推薦書に関する情報を詳しく解説します。
1. 総合型選抜における推薦書の重要性
推薦書は、大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)と受験生の能力や適性を照らし合わせるための重要な選考資料です。
大学は、推薦書を通して、受験生の以下の点を見ています。
- 学力・学習意欲: 学業成績だけでなく、学習への取り組み方や意欲。
- 人物評価: 人間性、リーダーシップ、協調性、コミュニケーション能力。
- 主体性・多様性・協働性: 課外活動、ボランティア活動、委員会活動などへの取り組み。
- 将来性・可能性: 大学での学びへの適性や、将来の活躍への期待。
つまり、推薦書は、あなたの「高校生活の評価書」であり、大学があなたを多面的に評価するための重要な資料なのです。
2. 推薦書を依頼する先生の選び方
推薦書は、あなたのことをよく理解している先生に依頼することが重要です。以下の点を考慮して、推薦する先生を選びましょう。
- 担任の先生: あなたの高校生活全体を把握している先生。
- 教科担当の先生: あなたの学力や学習意欲をよく知っている先生。
- 部活動や委員会活動の顧問の先生: あなたの課外活動での活躍や人間性をよく知っている先生。
- 進路指導の先生: 大学のアドミッション・ポリシーや推薦書の書き方について詳しい先生。
複数の先生に推薦書を依頼する場合は、それぞれの先生に異なる側面からあなたのことを評価してもらうように依頼しましょう。
3. 先生に推薦書をお願いする際のマナー
推薦書は、先生にとって負担の大きい作業です。先生に失礼のないよう、以下の点に注意して依頼しましょう。
- 早めに依頼する: 先生は多忙なため、余裕をもって依頼しましょう。
- 丁寧に依頼する: なぜ先生に推薦書を書いてほしいのか、理由を伝え、丁寧に依頼しましょう。
- 必要な情報を提供する: 大学のアドミッション・ポリシー、提出書類、自己PR、活動報告書など、推薦書作成に必要な情報を提供しましょう。
- 感謝の気持ちを伝える: 推薦書を書いてもらった後、必ず感謝の気持ちを伝えましょう。
4. 推薦書の具体的な書き方(先生向け)
推薦書は、以下の構成で書くことを推奨します。
- 受験生との関係: 受験生との出会い、関係性、指導経験などを記述します。
- 学力・学習意欲: 学業成績、学習への取り組み方、課題研究の成果などを具体的に記述します。
- 人物評価: 性格、人間性、リーダーシップ、協調性、コミュニケーション能力などを具体的なエピソードを交えて記述します。
- 主体性・多様性・協働性: 課外活動、ボランティア活動、委員会活動などへの取り組み、成果、学びなどを記述します。
- 将来性・可能性: 大学での学びへの適性、将来の活躍への期待などを記述します。
- 結び: 受験生の能力や適性を高く評価し、推薦する旨を記述します。
推薦書を書く際は、以下の点に注意しましょう。
- 具体性: 具体的なエピソードや事例を用いて、受験生の能力や適性を記述しましょう。
- 客観性: 個人的な感情や主観的な意見は避け、客観的な事実に基づいて記述しましょう。
- 独自性: 他の受験生との差別化を図り、受験生の個性を引き出す記述をしましょう。
- 大学のアドミッション・ポリシーとの整合性: 大学が求める人物像と合致するような内容を記述しましょう。
5. 推薦書作成の注意点
- 先生との連携: 推薦書の内容について、先生とよく相談し、連携を取りましょう。
- 提出期限の確認: 推薦書の提出期限を必ず確認し、先生に伝えましょう。
- 誤字脱字の確認: 推薦書を提出する前に、誤字脱字がないか確認しましょう。
KOSSUN教育ラボの活用
KOSSUN教育ラボは、小論文対策講座や個別指導、面接対策など、総合型選抜に特化した様々なサポートを行っています。
専門の講師があなたの個性や強みを引き出し、合格に向けて徹底的に指導します。
KOSSUN教育ラボのサポート体制
情報提供: 総合型選抜に関する最新情報や大学の情報を手に入れることができます。
小論文対策講座: 基礎知識の習得から応用力養成まで、段階的に小論文の書き方を学ぶことができます。
個別指導: 自分の課題に合わせて、講師にマンツーマンで指導を受けることができます。
添削指導: 実際に書いた小論文を講師に添削してもらい、改善点を見つけることができます。
面接対策: 面接で聞かれる可能性のある質問を想定し、練習することができます。
出願書類添削: 志望理由書や自己PR文など、出願に必要な書類の添削を受けることができます。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
推薦書は、あなたの魅力を第三者の視点から大学に伝える重要な書類です。
この記事を参考に、先生と協力して、大学を惹きつける推薦書を作成しましょう。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。難関大学を中心に、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。