
学習計画書の書き方
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
総合型選抜(旧AO入試)では、大学は受験生の入学後の学びに対する意欲や目標を重視します。
その意欲や目標を示すための重要な書類の一つが「学習計画書」です。
「学習計画書って、何をどう書けばいいの?」 「大学側は学習計画書を通して何を見ているの?」
そんな疑問をお持ちの受験生も多いのではないでしょうか。
この記事では、総合型選抜における学習計画書の重要性から、具体的な書き方、注意すべきポイントまで、あなたの学習計画書を合格へと導くためのノウハウを余すことなくお伝えします。
1. 総合型選抜における学習計画書の重要性
学習計画書は、大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)と受験生の学びに対する意欲や目標を照らし合わせるための重要な選考資料です。
大学は、学習計画書を通して、受験生の以下の点を見ています。
- 学習意欲・目標意識: 大学で何を学び、将来どう社会に貢献したいのか。
- 主体性・計画性: 自ら学びを深め、計画的に学習を進めることができるか。
- 大学への適合性: 大学の教育理念やカリキュラムを理解し、主体的に学ぼうとする意欲があるか。
- 実現可能性: 計画が具体的で、実現可能であるか。
つまり、学習計画書は、あなたの「大学で学びたい」という熱意と、そのための「具体的な道筋」を大学に示すための書類なのです。
2. 学習計画書の種類と特徴
学習計画書の形式は、大学や学部によって様々ですが、主に以下の種類があります。
- 自由記述型: 自由に学習計画を記述する形式。
- 項目指定型: 大学が指定した項目に沿って記述する形式。
- 学部・学科指定型: 学部・学科のカリキュラムに沿って記述する形式。
それぞれの形式によって、求められる内容や対策方法が異なります。
3. 学習計画書作成のステップ
学習計画書作成は、以下のステップに沿って進めることで、より効果的な書類を作成できます。
ステップ1:大学・学部研究
- 大学・学部の教育理念、カリキュラム、研究内容を理解します。
- 自分が学びたい分野、興味のある科目、研究室などを明確にします。
- 大学の施設や設備、図書館などを調べ、学習環境を把握します。
ステップ2:自己分析
- 自分の強み、興味・関心のある分野、将来の目標を明確にします。
- 高校時代の学習経験や課題研究の経験などを振り返り、大学での学びとのつながりを考えます。
- 大学で学びたいことと、将来の目標との関係性を整理します。
ステップ3:計画作成
学習計画書の構成例は以下の通りです。
- 導入: 大学・学部を志望する理由、学習目標などを記述します。
- 学習内容: 具体的な科目、研究テーマ、活動などを記述します。
- 学習方法: 学習方法、スケジュール、利用する施設などを記述します。
- 将来の目標: 大学での学びをどのように将来に活かしたいかを記述します。
ステップ4:執筆
- 具体的な科目名や研究テーマなどを挙げ、具体的に記述します。
- 専門用語は避け、誰にでも理解できる言葉を選びます。
- 誤字脱字、文法ミスがないか、何度も見直しを行います。
ステップ5:添削・修正
- 学校の先生や塾の講師、家族など、第三者に読んでもらい、客観的な意見をもらいます。
- アドバイスを参考に、学習計画書を修正・改善します。
4. 学習計画書で評価されるポイント
大学は、学習計画書を通して、以下の点を評価します。
- 具体性・実現可能性: 計画が具体的で、実現可能であるか。
- 論理性・一貫性: 計画に一貫性があり、論理的に記述されているか。
- 独自性・創造性: 他の受験生とは異なる、独自の視点や発想があるか。
- 熱意・意欲: 大学への入学意欲、学びへの情熱が伝わるか。
- 大学への適合性: 大学のアドミッション・ポリシーに合致する人物であるか。
5. 学習計画書作成の注意点
- 独自性: 他の受験生との差別化を図り、自分らしさを前面に出しましょう。
- 具体性: 抽象的な表現は避け、具体的な科目名や研究テーマなどを挙げましょう。
- 実現可能性: 実現可能な計画を立て、無理のないスケジュールを組みましょう。
- 熱意: 大学への入学意欲、学びへの情熱を伝えましょう。
- 提出期限: 提出期限を守り、余裕をもって学習計画書を作成しましょう。
KOSSUN教育ラボの活用
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KOSSUN教育ラボのサポート体制
情報提供: 総合型選抜に関する最新情報や大学の情報を手に入れることができます。
小論文対策講座: 基礎知識の習得から応用力養成まで、段階的に小論文の書き方を学ぶことができます。
個別指導: 自分の課題に合わせて、講師にマンツーマンで指導を受けることができます。
添削指導: 実際に書いた小論文を講師に添削してもらい、改善点を見つけることができます。
面接対策: 面接で聞かれる可能性のある質問を想定し、練習することができます。
出願書類添削: 志望理由書や自己PR文など、出願に必要な書類の添削を受けることができます。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
学習計画書は、あなたの「大学で学びたい」という熱意と、そのための「具体的な道筋」を大学に示すための書類です。
この記事で紹介した書き方や注意点を参考に、大学を魅了する学習計画書を作成し、総合型選抜を突破してください。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。難関大学を中心に、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。