
論述試験で高得点を獲得するためには?
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
総合型選抜(旧AO入試)において、論述試験はあなたの思考力、分析力、表現力を大学に示す重要な機会です。
与えられたテーマに対して、自身の考えを論理的に展開し、説得力のある文章を作成する能力が求められます。
この記事では、論述試験で高得点を獲得するための書き方のポイント、構成の組み立て方、具体的な例文などを詳しく解説します。
1. 論述試験の目的と評価基準
論述試験は、単なる知識量だけでなく、あなたの思考力や表現力を評価するために実施されます。
大学側は、論述試験を通して、以下の能力を評価します。
- 課題理解力: テーマを正確に理解し、論点を把握できるか。
- 思考力・分析力: 多角的な視点から考察し、論理的に分析できるか。
- 論述構成力: 主張を明確にし、論理的な構成で文章を作成できるか。
- 表現力: 正確かつ分かりやすい言葉で、自分の考えを表現できるか。
- 独創性: 他の受験生とは異なる、独自の視点や意見を持っているか。
2. 論述試験の構成と書き方のポイント
論述試験では、以下の構成を意識して文章を作成すると、論理的で説得力のある文章になります。
- 序論:
- テーマに対する問題提起や背景説明を行い、読者の関心を引きます。
- 自身の主張や論点を明確に提示し、論述全体の方向性を示します。
- 本論:
- 序論で提示した主張を、具体的な根拠や事例を用いて論証します。
- 多角的な視点から考察し、反対意見や異なる見解にも触れながら、自身の主張を深めます。
- 論理的な構成を意識し、各段落がスムーズに繋がるように記述します。
- 結論:
- 本論で論じた内容をまとめ、自身の主張を再度明確に提示します。
- 論述全体の結論として、読者にどのようなメッセージを伝えたいかを述べます。
- 必要に応じて今後の展望や課題を示唆します。
3. 論述試験の書き方の注意点
論述試験では、以下の点に注意して文章を作成しましょう。
- テーマを正確に理解する: テーマの意図を把握し、論点を明確にすることが重要です。
- 客観的な根拠を示す: 主張を裏付けるために、データや事例、専門家の意見などを引用しましょう。
- 論理的な思考を心がける: 感情的な表現や個人的な意見だけでなく、客観的な視点から論述を展開しましょう。
- 正確な言葉遣いを心がける: 誤字脱字や文法ミスがないように注意し、正確な言葉遣いを心がけましょう。
- 時間配分に注意する: 時間内に論述を完成させるために、構成を考えたり、文章を書いたりする時間配分を決めましょう。
4. 論述試験の例文
以下に、論述試験の例文をいくつか紹介します。
- 例文1:「AI技術の発展と人間の未来」
- 序論:「近年、AI技術の発展は目覚ましく、私たちの生活に大きな影響を与えています。AI技術は、人間の生活を豊かにする一方で、雇用問題や倫理的な問題など、様々な課題も抱えています。本論では、AI技術の発展が人間の未来にどのような影響を与えるのか、多角的な視点から考察します。」
- 本論:(AI技術のメリット、デメリット、具体的な事例、多角的な意見を記述)
- 結論:「AI技術の発展は、私たちの未来に大きな可能性をもたらすと同時に、様々な課題も提示しています。私たちは、AI技術を適切に活用し、人間と共存できる社会を構築していく必要があります。」
- 例文2:「地方創生における若者の役割」
- 序論:「地方の過疎化や高齢化が進む中、地方創生は重要な課題となっています。地方創生を成功させるためには、若者の力が必要不可欠です。本論では、地方創生における若者の役割について、具体的な事例を交えながら考察します。」
- 本論:(地方創生の現状、若者ができること、具体的な事例、多角的な意見を記述)
- 結論:「若者は、地方創生の担い手として、様々な可能性を秘めています。若者が地域に根差し、活躍できる環境を整備することで、地方創生は大きく前進するでしょう。」
5. 論述試験対策のポイント
論述試験対策では、以下の点に重点的に取り組みましょう。
- 過去問分析: 過去の論述試験のテーマや出題形式を分析し、傾向を把握しましょう。
- 時事問題の把握: 社会問題や時事問題に関心を持ち、幅広い知識を身につけましょう。
- 模擬試験の活用: 模擬試験を通して、時間配分や論述構成の練習を行いましょう。
- 添削指導: 先生や塾の講師に添削してもらい、客観的な意見を取り入れましょう。
KOSSUN教育ラボの活用
KOSSUN教育ラボは、小論文対策講座や個別指導、面接対策など、総合型選抜に特化した様々なサポートを行っています。
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KOSSUN教育ラボのサポート体制
- 小論文対策講座: 基礎知識の習得から応用力養成まで、段階的に小論文の書き方を学ぶことができます。
- 個別指導: 自分の課題に合わせて、講師にマンツーマンで指導を受けることができます。
- 添削指導: 実際に書いた小論文を講師に添削してもらい、改善点を見つけることができます。
- 面接対策: 面接で聞かれる可能性のある質問を想定し、練習することができます。
- 出願書類添削: 志望理由書や自己PR文など、出願に必要な書類の添削を受けることができます。
- 情報提供: 総合型選抜に関する最新情報や大学の情報を手に入れることができます。
論述試験対策を含む総合的なサポートを提供します。まずはお気軽に無料相談にお申し込みください。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
論述試験は、あなたの思考力や表現力を大学に示す重要な機会です。
この記事で紹介した書き方のポイントや例文を参考に、論理的で説得力のある文章を作成し、合格を掴み取りましょう。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。難関大学を中心に、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。