
志望理由書の作成術
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
総合型選抜(旧AO入試)において、志望理由書はあなたの熱意や能力を大学に伝えるための重要な書類です。
時間をかけて丁寧に作成した志望理由書、いざ提出という段階で誤字脱字を見つけてしまった経験はないでしょうか?
そんな時、修正テープを使っても良いのかどうか、悩む受験生は少なくありません。
本記事では、志望理由書における修正テープの使用可否から、誤字脱字を防ぐための対策、完成度の高い志望理由書を作成する上でのポイントについて解説します。
1. 結論:志望理由書への修正テープの使用は基本的にNG
志望理由書は、公式な書類であり、あなたの熱意や誠意を大学に示すものです。
修正テープの使用は、見た目の印象を損ねるだけでなく、作成過程における注意不足と捉えられる可能性もあります。
そのため、原則として修正テープの使用は避け、書き直しをおすすめします。
ただし、大学によっては修正方法を指定している場合や、軽微な修正であれば許可されるケースも考えられます。万が一修正テープを使用する必要がある場合は、必ず大学の募集要項を確認し、指示に従いましょう。
不明な点は、大学のアドミッションオフィスに直接問い合わせることをおすすめします。
2. 修正テープ以外での修正方法
修正テープが使えない場合、以下の方法で修正しましょう。
- 書き直し: 最も推奨される方法です。時間をかけて丁寧に書き直しましょう。
- 訂正印: 大学が訂正印を許可している場合は、二重線で訂正箇所を消し、訂正印を押印の上、訂正後の文字を記入します。訂正印を使用する際は、必ず募集要項を確認し、大学の指示に従ってください。
3. 誤字脱字を防ぐための対策
そもそも誤字脱字をしないことが、志望理由書作成において最も重要です。以下の対策を徹底しましょう。
- 時間的余裕を持つ: 締切直前に焦って作成するのではなく、十分な時間を確保して作成しましょう。
- 複数回チェック: 作成後、時間を置いてから再度読み直すことで、新たな誤りに気づくことがあります。
- 第三者による添削: 学校や塾の先生、保護者など、第三者に添削してもらうことで、自分では気づかない誤りや改善点が見つかります。
- デジタルツールの活用: パソコンで作成する場合、スペルチェック機能や文章校正ツールを活用しましょう。ただし、ツールだけに頼らず、必ず自身の目で確認することが大切です。
- 声に出して読む: 作成した文章を声に出して読むことで、文章の流れやリズム、誤字脱字などを確認できます。
4. 志望理由書作成のポイント
誤字脱字がない美しい志望理由書を作成することは、総合型選抜において非常に重要です。
しかし、それ以上に重要なのは、大学側にあなたの熱意や能力が伝わる内容であることです。
以下のポイントを踏まえ、読み手の心を動かす志望理由書を作成しましょう。
- 大学のアドミッションポリシーを理解する: 大学が求める学生像を把握し、自身の強みや経験がどのように合致するかを具体的に記述しましょう。
- 具体的なエピソードを盛り込む: あなたの経験や実績を具体的に記述することで、説得力が増し、大学側は入学後の活躍をイメージしやすくなります。
- 独自性をアピールする: 他の受験生との差別化を図るため、あなたならではの経験や考え方を盛り込みましょう。
- 大学で学びたいことを明確にする: 入学後の学習計画や目標を具体的に記述し、大学への入学意欲を示しましょう。
- 将来の展望を語る: 大学での学びを将来どのように活かしたいか、具体的な将来像を語りましょう。
- 熱意を伝える: あなたの言葉で、大学への熱意や入学後の意欲を伝えましょう。
5. 志望理由書作成の流れ
完成度の高い志望理由書を作成するためには、計画的な準備が不可欠です。
以下のステップに沿って、論理的で分かりやすい文章を作成しましょう。
- 自己分析: 自身の強みや弱み、興味関心、経験などを深く掘り下げ、自己理解を深めます。
- 大学・学部研究: 大学の教育理念、学部の特色、カリキュラムなどを詳しく調べ、自身の学びたいこととの共通点を見つけます。
- 構成作成: 志望理由書の骨組みを作成し、各段落のテーマや内容を整理します。
- 執筆: 構成に基づいて文章を作成し、具体的なエピソードやデータなどを盛り込みます。
- 添削・修正: 作成した文章を時間を置いて読み直し、誤字脱字や表現の修正を行います。
- 第三者添削: 学校や塾の先生、保護者などに添削を依頼し、客観的な意見をもらいます。
- 最終確認: 修正を踏まえ、最終確認を行い、完成です。
KOSSUN教育ラボの活用
KOSSUN教育ラボは、小論文対策講座や個別指導、面接対策など、総合型選抜に特化した様々なサポートを行っています。
専門の講師があなたの個性や強みを引き出し、合格に向けて徹底的に指導します。
KOSSUN教育ラボのサポート体制
- 小論文対策講座: 基礎知識の習得から応用力養成まで、段階的に小論文の書き方を学ぶことができます。
- 個別指導: 自分の課題に合わせて、講師にマンツーマンで指導を受けることができます。
- 添削指導: 実際に書いた小論文を講師に添削してもらい、改善点を見つけることができます。
- 面接対策: 面接で聞かれる可能性のある質問を想定し、練習することができます。
- 出願書類添削: 志望理由書や自己PR文など、出願に必要な書類の添削を受けることができます。
- 情報提供: 総合型選抜に関する最新情報や大学の情報を手に入れることができます。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
志望理由書は、あなたの熱意や能力を大学に伝えるための重要な書類です。修正テープの使用は避け、誤字脱字のない美しい志望理由書を作成しましょう。そして、大学のアドミッションポリシーを理解し、あなたならではの経験や考え方を盛り込むことで、大学側の心を動かす志望理由書を作成しましょう。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。難関大学を中心に、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。