商学部の総合型選抜で成功を収めるための志望理由とは?
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
大学入試には様々な方法がありますが、近年注目を集めているのが「総合型選抜」です。
総合型選抜は、学力試験だけでは測れない、皆さんの個性や能力、ポテンシャルを多角的に評価する入試制度です。
特に、商学部を志望する皆さんにとって、総合型選抜は大きなチャンスとなります。
なぜなら、商学は、常に変化する社会経済に対応していくために、柔軟な思考力や問題解決能力、コミュニケーション能力など、多様な能力が求められる学問だからです。
総合型選抜では、まさにそうした要素を評価してもらえる絶好の機会となります。
今回は、商学部を志望する皆さんが、総合型選抜で成功を収めるための「志望理由」について詳しく解説していきます。
総合型選抜とは?
総合型選抜とは、大学側が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に合致する人材を選抜するための入試制度です。
従来のペーパーテスト中心の選抜方法とは異なり、
- 学業成績
- 課外活動
- ボランティア活動
- 資格・検定
- 小論文
- 面接
- プレゼンテーション
など、多様な要素を総合的に評価します。
つまり、総合型選抜は、皆さんの個性や才能をアピールする絶好のチャンスなのです!
商学部で学ぶこと
商学部では、ビジネスに関する幅広い知識を学び、企業活動や経済の仕組みを理解します。
具体的には、
- 経営学: 企業の経営戦略、組織マネジメント、リーダーシップなどを学ぶ
- 会計学: 企業の財務諸表を読み解き、経営状態を分析する
- マーケティング: 消費者のニーズを捉え、商品やサービスを効果的に販売するための戦略を学ぶ
- 金融論: 金融市場の仕組みや金融機関の役割について学ぶ
- 流通論: 商品が生産者から消費者へ届くまでの流通過程を学ぶ
- 国際ビジネス: グローバルな視点でビジネスを捉え、国際的な取引や経営戦略を学ぶ
など、多岐にわたる分野を学びます。
商学部で身につく力
商学部で学ぶことで、
- 経営に関する専門知識
- 問題解決能力
- 論理的思考力
- コミュニケーション能力
- プレゼンテーション能力
- 国際的な視野
など、ビジネスの現場で必要とされる様々な力を身につけることができます。
これらの力は、将来、企業で働くだけでなく、起業や NPO での活動など、幅広い分野で活躍するために役立ちます。
総合型選抜における志望理由の重要性
総合型選抜では、なぜ商学部で学びたいのか、商学を通して何をしたいのかを明確に伝えることが非常に重要です。
なぜなら、大学側は、商学への強い興味と探究心を持った学生を求めているからです。
志望理由書や面接を通して、皆さんの熱意を伝えていきましょう。
商学部の志望理由を作成するポイント
商学部の志望理由を作成する際には、以下のポイントを意識しましょう。
- 商学に興味を持ったきっかけを具体的に書く
- 漠然と「商学に興味があります」と書くのではなく、なぜ商学に興味を持ったのか、具体的なエピソードを交えて書きましょう。
- 例えば、「身近な企業の成功事例を知り、その経営戦略に興味を持った」「海外旅行で異文化に触れ、国際ビジネスに興味を持った」など。
- 商学を通して何を学びたいのか、将来どのように活かしたいのかを書く
- 商学部で学びたい分野、興味のあるテーマなどを具体的に書きましょう。
- 将来、商学の知識をどのように活かしたいのか、自分のキャリアプランと関連付けて書きましょう。
- 例えば、「マーケティングの知識を活かして、新しい商品を開発したい」「金融業界で働き、企業の成長をサポートしたい」など。
- 大学でどのように学びたいのか、大学生活でどのような活動に取り組みたいのかを書く
- 大学の講義やゼミで積極的に学びたいという意欲を示しましょう。
- 大学生活で参加したい課外活動やインターンシップなどがあれば、具体的に書きましょう。
- 大学の特色やカリキュラムを理解した上で、その大学で学びたい理由を書きましょう。
- 自分の経験や能力と関連付けて書く
- 商学を学ぶ上で役立つと思う、自分の経験や能力を具体的に書きましょう。
- 例えば、「高校時代に生徒会活動で培ったリーダーシップ」「アルバイトで培ったコミュニケーション能力」など。
- 具体的な内容を盛り込む
- 抽象的な表現ではなく、具体的なエピソードや数字などを盛り込むことで、説得力が増します。
- 例えば、「興味のある企業の経営戦略について具体的に分析する」「将来の夢を実現するために、どのような計画で勉強したいのかを具体的に書く」など。
- 誤字脱字、表現などに注意する
- 誤字脱字や表現の誤りは、熱意が伝わらないだけでなく、マイナスイメージを与えてしまう可能性があります。
- 丁寧に推敲し、完成度の高い志望理由書を作成しましょう。
商学部の志望理由:例文
例1:地域活性化に貢献したいという思いから
私が商学部を志望した理由は、商学の知識を活かして、生まれ育った地域を活性化したいと考えているからです。
私の地元は、少子高齢化が進み、商店街の衰退や企業の撤退が深刻化しています。
高校の地域探求の授業で、この現状を改善するために、地域資源を活かした新たなビジネスモデルを構築する必要があることを学びました。
貴学の商学部では、地域ビジネス論やマーケティング論などの講義を通して、地域活性化に必要な知識やノウハウを学ぶことができると知り、志望いたしました。
特に、地域企業との連携プロジェクトやフィールドワークを通して、実践的な力を身につけることで、将来は、地域に根差した企業を立ち上げ、雇用創出や観光振興に貢献したいと考えています。
例2:革新的なサービスを創造したいという夢から
私が商学部を志望した理由は、将来、世界中の人々に感動を与えるような革新的なサービスを創造したいと考えているからです。
近年、 IT 技術の進化によって、私たちの生活は大きく変化しました。
スマートフォン一つで、買い物や情報収集、コミュニケーションなど、様々なことが可能になったことに感動し、私も、人々の生活を豊かにするようなサービスを生み出したいと思うようになりました。
貴学の商学部では、 IT ビジネス論やアントレプレナーシップ論などの講義を通して、新しいビジネスモデルを創造するための知識やスキルを学ぶことができると伺いました。
特に、ビジネスプランコンテストやインターンシップ制度を通して、実践的な経験を積むことで、将来は、世界で活躍する起業家として、社会にインパクトを与えるようなサービスを創出したいと考えています。
例3:企業のグローバル化を推進したいという目標から
私が商学部を志望した理由は、グローバルな視点でビジネスを捉え、企業の海外進出をサポートしたいと考えているからです。
幼い頃から海外に興味があり、高校時代に交換留学で訪れたアメリカで、多様な文化や価値観に触れることができました。
また、日本の企業が世界で活躍している様子を見て、国際的なビジネスに関わる仕事に就きたいと考えるようになりました。
貴学の商学部では、国際ビジネス論や異文化理解論などの講義を通して、グローバルビジネスに必要な知識やスキルを身につけることができると知り、志望いたしました。
特に、海外大学との交換留学制度や海外インターンシップ制度を利用することで、国際的なビジネス感覚を磨き、将来は、多国籍企業で活躍し、企業のグローバル化を推進する役割を担いたいと考えています。
ポイント
- 商学に興味を持ったきっかけ、商学部で学びたいこと、将来の夢などを具体的に書きましょう。
- 自分の経験や能力と関連付けて、商学を学ぶ意欲を伝えましょう。
- 大学の特色やカリキュラムを理解した上で、その大学で学びたい理由を書きましょう。
これらの例を参考に、ぜひ、あなた自身の言葉で志望理由を表現してみてください。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
今回は、商学部を志望する皆さんが、総合型選抜で成功を収めるための「志望理由」について解説しました。
商学部は、ビジネスの知識・スキルを身につけ、将来のキャリアプランを広げる上で非常に魅力的な学部です。
総合型選抜を通して、皆さんの熱意を大学に伝え、商学の世界へ飛び込みましょう!
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。難関大学を中心に、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。