こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
総合型選抜において、志望動機は合否を分ける重要な要素です。自己分析や大学研究に基づき、熱意を込めて書き上げたとしても、最後の締めくくりが弱いと、せっかくの内容が台無しになってしまう可能性も。
これまで数多くの生徒の志望動機を見てきました。そこで今回は、志望動機を効果的に締めくくるためのポイントを、経験に基づいた経験からの視点も交えながら解説します。
なぜ締めくくりが重要なのか?
選考官は、数多くの志望動機を読んでいます。限られた時間で、あなたの個性や魅力を理解し、入学への熱意を感じ取らなければなりません。
効果的な締めくくりは、
- あなたの熱意を再確認させる
- 大学への強い入学意欲を伝える
- 文章全体の完成度を高め、選考官に好印象を与える
といった効果があります。
効果的な締めくくりの3つのポイント
- 将来への展望を具体的に示す
大学で何を学び、将来どのように社会に貢献したいのか、具体的なビジョンを描きましょう。 漠然とした目標ではなく、具体的な職業や活動内容を挙げることで、あなたの熱意がより鮮明に伝わります。- 例:「貴学で学んだ知識や経験を活かし、将来は国際機関で働き、途上国の教育支援に携わりたいと考えています。」例:「貴学の研究室で、〇〇教授の指導のもと、再生可能エネルギーの研究に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献したいと考えています。」
- 大学への期待と入学への意欲を表明する
大学で学びたいという強い意欲を、具体的な言葉で表現しましょう。 大学生活への期待感や、入学に対する熱意を伝えることで、選考官の心を動かす締めくくりになります。- 例:「貴学の〇〇という授業で、ぜひ〇〇教授の講義を受けたいと考えています。(※ 具体的な授業名や教授名を挙げることで、大学研究をしっかり行っていることをアピールできます。)」例:「貴学の活気あふれる環境で、多様な学生と交流し、切磋琢磨しながら成長したいと考えています。(※ 大学の雰囲気や特色を理解していることを示しましょう。)」
- 感謝の気持ちを伝える
選考官への感謝の気持ちを伝えることは、基本的なマナーです。 「貴重な時間をいただきありがとうございます」といった言葉とともに、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
志望動機の締めくくりの添削例
添削前
私は貴学で学び、将来は人の役に立つ仕事がしたいです。
添削後
貴学の〇〇学部で、人間の行動心理学を学び、将来は企業の人事担当者として、社員の才能を最大限に引き出し、組織の活性化に貢献したいと考えています。貴学で学ぶことができる〇〇教授の著書を読み、感銘を受けました。ぜひ〇〇教授の指導のもと、研究を深めたいと考えております。本日は、このような貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。
締めくくりで避けるべきこと
- 新たな内容を追加しない
締めくくりは、これまで述べてきた内容をまとめる部分です。新たな情報やエピソードを追加することは避けましょう。 - 抽象的な表現ばかりにならない
具体的な目標や大学への期待などを明確に示すことが大切です。漠然とした表現ばかりでは、熱意が伝わりません。 - 長々と書きすぎない
締めくくりは簡潔にまとめることが重要です。だらだらと長文にならないよう、要点を絞って書きましょう。
一緒に、最高の志望動機を完成させよう!
志望動機の締めくくりは、あなたの熱意を伝え、選考官に強い印象を残すチャンスです。 今回ご紹介したポイントを踏まえ、効果的な締めくくりを作成し、総合型選抜突破を目指しましょう。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。