こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

面接や志望理由書で必ず聞かれる「なぜこの大学を選んだのですか?」という質問。答えに詰まってしまったり、漠然とした理由しか浮かばなかった経験はありませんか?この質問は、あなたの大学への熱意や具体的な目標を評価する重要なポイントです。この記事では、高校生の皆さんに寄り添いながら、この質問にどう答えればよいか、具体例を交えながら解説します。


1. 「なぜこの大学?」を聞かれる理由を理解しよう

まずは面接官や選考者がこの質問をする理由を知っておきましょう。彼らが知りたいのは、以下の3つです。

  • ① 大学や学部についてしっかりリサーチしているか
  • ② あなたがその大学で何を学びたいのか、具体的にイメージできているか
  • ③ 大学での学びがあなたの将来にどうつながるのか

適切な回答を準備するには、これらを意識して考えることが大切です。特に、大学での学びと将来の夢を結びつけられるかどうかが評価の分かれ道になります。


2. 志望理由を考えるときの3つの柱

「なぜこの大学?」という質問に答えるためには、自分の志望理由を明確にする必要があります。ここでは、回答を考えるための3つの柱を紹介します。

① 学びたい分野や興味のある分野があるから

大学で特定の学問や分野を深く学びたい場合、その学部や学科の強みを志望理由にできます。

例:
「貴学の経済学部では、現代経済の問題を分析する授業が充実しており、特に『〇〇教授』のゼミで地域経済を学びたいと思いました。」

② 大学の教育方針や特徴が自分に合っているから

大学特有のカリキュラムや学び方、または教育環境が志望理由になります。

例:
「貴学は、学生が主体的にプロジェクトに取り組む機会が多い点が魅力的でした。私は高校で文化祭の実行委員長を経験し、自分で考え行動する力を鍛えてきました。この経験を貴学の〇〇プロジェクトでさらに活かしたいです。」

③ 将来の夢に直結しているから

大学での学びが自分の将来にどう役立つかを伝えると、説得力が増します。

例:
「私は将来、国際的なビジネスに携わることを目指しています。貴学の留学制度や多国籍の学生との交流環境は、私が必要とする経験を得られる理想の場だと感じています。」


3. 志望理由を明確にするためのステップ

具体的な回答を準備するには、以下のステップを踏んでみてください。

ステップ1: 大学の特徴や強みをリサーチ

大学の公式サイトやパンフレット、オープンキャンパスを活用して、教育内容や施設、教授陣、キャンパスライフについて詳しく調べましょう。

ステップ2: 自分の目標や興味と結びつける

リサーチした内容と、自分が将来達成したい目標や興味のある分野を関連付けます。

ステップ3: 実際に得た情報で具体性を加える

大学の授業名や教授名、取り組みたい研究テーマを具体的に挙げることで、説得力のある志望理由になります。


4. 面接での答え方:良い例・悪い例

良い答え方:具体的で熱意が伝わる例

「貴学の心理学部では、人間関係の問題を科学的に解決する方法を学べると知りました。私は高校でクラスメイト同士の悩みを相談されることが多く、その経験から心理学への興味を持つようになりました。特に〇〇教授の『心理カウンセリング論』の授業に興味を持ち、その分野で専門性を高めたいと考えています。」

悪い答え方:曖昧で誰にでも当てはまる例

「大学の規模が大きく、いろいろなことを学べそうだから志望しました。」

悪い答え方は、他の大学でも通用してしまう一般的な内容です。具体性を欠くと、熱意が伝わりません。


5. 例文で学ぶ!効果的な志望理由の伝え方

例文1: 学びたい分野を軸にした志望理由

「私は文学が大好きで、高校では古典文学研究会に所属し、日本文学の歴史を学ぶ中で特に〇〇時代の文学に関心を持ちました。貴学の文学部は〇〇教授の『〇〇文学』に関する講義が充実しており、ぜひ深く学びたいと思っています。」

例文2: 大学の特色や教育環境を軸にした志望理由

「貴学のオープンキャンパスで参加した模擬授業では、実際の事例をもとに議論するスタイルが非常に新鮮で刺激的でした。このような実践的な学びを通じて、社会で即戦力となるスキルを身につけたいと考えています。」

例文3: 将来の目標を軸にした志望理由

「私は将来、地域医療に携わりたいと考えています。貴学の医療学部では、地域医療に特化したプログラムが充実しており、現場での実践的なスキルを早期から習得できる点に魅力を感じました。」


6. より説得力のある回答にするための3つの工夫

  1. エピソードを加える: 高校時代の活動や体験を交えて、自分らしさを出しましょう。
  2. 具体的な大学情報を引用: 特定の授業や教授の名前を挙げると、リサーチの深さが伝わります。
  3. 将来の目標とつなげる: 「この大学で何を学び、それをどう活かしたいのか」を明確に述べましょう。

7. 最後に:自分らしい志望理由で差をつけよう

志望理由書や面接で大切なのは、自分らしさと具体性です。他の受験生とは異なる「自分だけの志望理由」をしっかり作り込みましょう。そのためには、大学への熱意や目標をしっかり考え、言葉にする練習を重ねることが必要です。

受験という大切な場面で、あなたの個性や想いを面接官にしっかり伝えられるよう、今日から準備を始めてみてください。あなたの夢を叶える大学への道が、きっと開けていきます!

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