未来を創るコミュニティをデザインする！コミュニティ人間科学部 志望理由書の書き方を徹底解説！

コミュニティ人間科学部の志望理由書の書き方：例文と重要ポイント

こんにちは！KOSSUN教育ラボ教務担当です。

少子高齢化、多文化共生、地域活性化、持続可能な社会…現代社会は、複雑で多様な課題に直面しています。もしあなたが、人と人との繋がりを大切にし、地域社会の課題解決に貢献したいという強い思いを持っているなら、総合型選抜は、あなたの熱意と共創力を大学に伝え、コミュニティ人間科学の探求へと繋げるための絶好のチャンスです。

今回の記事では、コミュニティ人間科学部への進学を志す皆さんに向けて、総合型選抜の基本から、合否の鍵を握る「志望理由書」の書き方、具体的な例文、そして合格を掴むための重要なポイントまで、じっくりと解説していきます。あなたの共創力と社会貢献への強い意志を言葉に乗せ、志望校合格への道を力強くサポートします！

改めて知る総合型選抜：あなたの「共感力」を活かす入試

総合型選抜（旧AO入試）は、従来の学力試験の点数だけでは測れない、皆さんの個性、意欲、そして将来の可能性を総合的に評価する入試制度です。大学が掲げるアドミッション・ポリシー（求める学生像）と、皆さんのこれまでの経験、興味関心、そして将来の目標がどれだけ合致しているかを、書類審査、面接、小論文、プレゼンテーションといった多様な方法で丁寧に評価します。

一般選抜（旧一般入試）が一律の学力で評価されるのに対し、総合型選抜は、皆さんが主体的に取り組んできた活動や、そこから得られた学び、そして将来への明確なビジョンが重視されます。「特定の分野に対する強い探求心がある」「学力以外の自分の強みを活かしたい」と考える皆さんにとって、総合型選抜はまさに自分を最大限にアピールできる入試方式と言えるでしょう。

特にコミュニティ人間科学部は、人と人との繋がりを大切にし、地域社会の課題解決に貢献したいという強い意志、共感力、コミュニケーション能力、協調性、行動力、そして多様な価値観を尊重する姿勢を重視する傾向があります。

合格への羅針盤！コミュニティ人間科学部 志望理由書の書き方徹底解剖

総合型選抜において、志望理由書はあなたの熱意と共創力を大学に伝えるための、最も重要なプレゼンテーションツールです。コミュニティ人間科学部への強い思いを効果的に表現し、合格を掴むための具体的な書き方を、段階的に見ていきましょう。

1.書く前の準備：人と地域社会への深い探求心

心を惹きつける志望理由書は、徹底的な自己分析とコミュニティ人間科学への深い探求心から生まれます。

① 人と地域社会への探求心を掘り下げる自己対話

あなたが「なぜ？」と感じ、もっと深く知りたいと思うことは何でしょうか？地域社会の課題、人と人との繋がり、文化の多様性、まちづくり…過去の経験を振り返りながら、あなたの探求心の根源にある出来事や出会いを具体的に思い出してみましょう。例えば、地域のお祭りやイベントに参加した経験、ボランティア活動を通して地域住民と交流した経験、多文化共生の課題について考えた経験、まちづくりに関するニュースに関心を持った経験などが挙げられます。

• 自身の強みと探求心を結びつける: 自己分析を通じて、コミュニティ人間科学を学ぶ上で活かせる自分の強み（例：共感力、コミュニケーション能力、協調性、傾聴力、行動力、企画力、多様な視点を持つ力、粘り強く調べる力など）を見つけ出し、アピールポイントを明確にしましょう。同時に、自分の弱点も認識し、それをどのように克服しようと努力しているかを伝えることも重要です。
• 探求心を未来の学びへと繋げる: コミュニティ人間科学の学びを通して、将来どのような課題を探求したいのか、どのような知識やスキルを身につけたいのか、地域社会にどのように貢献したいのか、具体的な目標を設定しましょう。「地域社会について深く学びたい」という抽象的な目標ではなく、「〇〇の社会学研究を通して、多文化共生社会の実現に貢献したい」「△△のまちづくり研究を通して、持続可能な地域社会のあり方を提案したい」など、より具体的にすることで、大学側にあなたの知的な意欲と目的意識、そして地域社会への貢献意欲が強く伝わります。

② 志望する大学・学部を知的好奇心のアンテナで捉える

• 大学の理念・アドミッション・ポリシーを知的探求と地域社会への貢献の視点から深く理解する: 大学のウェブサイトや募集要項を隅々まで読み込み、その大学がどのような学問的探求を重視し、地域社会にどのように貢献しようとしているのか、どのような人材を求めているのかを理解しましょう。特に、コミュニティ人間科学部の教育目標、カリキュラム、研究分野、特色あるプログラム（例：地域調査、フィールドワーク、地域連携プロジェクト、多文化共生教育など）、関連する研究室などを詳細に調べ、あなたの探求心と合致する点を見つけ出すことが不可欠です。
• 探求したい専門分野を自身の知的好奇心と地域社会への貢献意欲と結びつける: コミュニティ人間科学部が提供する多様な専門分野（例：地域社会学、多文化共生論、まちづくり、福祉学、心理学など）の中から、あなたが特に深く探求したい分野を具体的に特定し、なぜその分野に惹かれるのか、どのような問いを持って研究に取り組みたいのか、そしてその研究を通して地域社会のどのような課題解決に貢献できると考えるのかを明確にしましょう。
• 大学の特色ある環境・リソースを知的探求と地域社会への貢献の舞台として捉える: その大学ならではの研究施設、地域連携プロジェクト、フィールドワークの機会、関連する研究機関や地域団体との連携などを調べ、あなたの知的好奇心を満たし、探求を深め、地域社会貢献のための実践的なスキルを身につけるための環境が整っているかを確認しましょう。これらの情報を志望理由書に盛り込むことで、「この大学でこそ私の知的好奇心を満たし、地域社会に貢献できる人材へと成長したい」という強い気持ちを具体的に示すことができます。

2.構成で知的好奇心と地域社会への貢献意欲を表現する！論理的で情熱的な志望理由書の設計図

自己分析と大学・学部研究に基づき、いよいよ志望理由書を書き始めます。

KOSSUN教育ラボでは、合格する志望理由書の「黄金律」を導き出しました。

下記の基本構成を参考にしてあなたの知的好奇心と地域社会への貢献意欲が伝わる、論理的で魅力的な志望理由書を作成しましょう。

【志望理由書の基本的な構成例】

1. 志の宣言
   • 最初に、「〇〇という地域社会の課題に強い関心を持ち、コミュニティ人間科学の学びを通して、その解決に貢献したいと考え、貴学コミュニティ人間科学部を強く志望いたします」のように、あなたの最も核となる探求心と、コミュニティ人間科学を通して地域社会に貢献したいという強い意志を冒頭で示し、読み手の関心を惹きつけましょう。
2. 一貫性の提示
   • あなたの探求心がどのように芽生え、どのような経験や出会いを通して深まってきたのか、そして地域社会への貢献意欲がどのように培われてきたのかを、具体的なエピソードを交えながら語ります。なぜその出来事に心を惹かれ、どのような疑問を持ったのか、そしてそれに対してどのように向き合ってきたのか、地域社会のどのような課題解決に貢献したいのかを記述しましょう。
3. 志望動機
   • なぜその大学のコミュニティ人間科学部を志望するのか、その理由を具体的に説明します。カリキュラム、研究テーマ、教授陣、研究施設、特色あるプログラム、地域連携プロジェクトなど、大学の具体的な要素に触れながら、あなたの探求したい問いや学びたいこと、そして地域社会への貢献意欲との関連性を明確に述べましょう。「〇〇教授の△△に関する研究が、私が抱える〇〇という問いに対する重要な示唆を与えてくれると確信している」「貴学の□□というフィールドワークのプログラムを通して、〇〇という地域社会の課題の現場で実践的な学びを深めたい」といった具体的な記述が効果的です。
   • 入学後、どのような問いを軸に学びを進めたいのか、どのような研究に取り組みたいのか、具体的な探求計画を示しましょう。また、将来、コミュニティ人間科学の知識やスキルを活かしてどのような目標を達成したいのか、地域社会のどのような課題解決に貢献したいのかを具体的に語ることで、入学後の知的な意欲と目的意識、そして地域社会への貢献意欲をアピールできます。「〇〇の研究を通して、〇〇という地域社会の課題解決に貢献したい」「貴学で培った〇〇の支援スキルを活かし、〇〇に苦しむ人々を支援し、地域社会との繋がりを築きたい」といった記述が考えられます。
4. 〆のひと押し
   • 最後に、改めてその大学で学びたいという強い熱意と、コミュニティ人間科学の探求を通してより良い地域社会の実現に貢献したいという強い意志を述べ、志望理由書を知的な興奮と地域社会への熱意とともに締めくくりましょう。「貴学の多様な学びの環境の中で、地域社会の発展と人々の幸福に貢献できる人材へと成長したいと強く願っております」といった表現が考えられます。

【コミュニティ人間科学部特有の視点：共創力と地域社会への強い意志をアピールする要素】

コミュニティ人間科学部の志望理由書では、上記の基本構成に加えて、以下の要素を意識的に盛り込むことで、あなたの知的な魅力と地域社会への貢献意欲がより深く伝わる内容にすることができます。

• 地域社会への深い関心と問題意識: 地域社会の課題（少子高齢化、過疎化、多文化共生、防災など）に対する強い関心と、その背景にある人間関係や社会構造に対する考察を示す具体的な記述。
• 共感性とコミュニケーション能力: 地域住民の多様な価値観やニーズを理解しようとする姿勢、共感する心、そして他者と円滑にコミュニケーションを取り、協力しながら課題解決に向けて取り組むことができる能力を示す具体的な経験や取り組みを記述する。
• 協調性とリーダーシップ: チームで目標達成に向けて取り組んだ経験や、リーダーシップを発揮した経験を示す具体的なエピソードを盛り込む。
• 行動力と地域社会への貢献意欲: 地域社会の課題に対して積極的に行動し、解決に向けて貢献したいという強い意志を示す具体的なエピソードや考えを記述する。
• 多文化共生への理解と関心: 異なる文化を持つ人々との交流経験や、多文化共生社会の実現に向けた関心と理解を示す。
• 学際的な視点: 社会学、心理学、文化人類学、都市計画など、コミュニティ人間科学の様々な分野への関心を示し、学際的な視点から地域社会を理解しようとする姿勢を示す。

3.合格への道標！コミュニティ人間科学部 志望理由書の例文

ここでは、コミュニティ人間科学部地域社会学科を志望する架空の受験生「木村結衣さん」の志望理由書の例文をご紹介します。

【例文：木村結衣さんの志望理由書】

私が貴学コミュニティ人間科学部地域社会学科を強く志望する理由は、地域社会における多文化共生の課題に強い関心を抱き、コミュニティデザインの専門的な知識と実践的な支援スキルを習得することで、誰もが安心して暮らせる多文化共生社会の実現に貢献したいと強く考えているからです。

高校生になった時から、地域のお祭りやイベントで、多様な文化を持つ人々が共に楽しむ姿を見て、多文化共生に関心を抱くようになりました。しかし、同時に、言葉の壁や文化の違いから、地域社会に馴染めずに孤立している外国人もいることを知り、「誰もが安心して暮らせる地域社会とは何か」と考えるようになりました。ボランティア活動に参加する中で、多文化共生の支援活動を通して、コミュニティデザインの専門家として、地域住民同士の繋がりを築き、多文化共生社会の実現に貢献したいという思いを強く抱くようになりました。貴学の〇〇教授の「多文化共生社会におけるコミュニティデザインの研究」に関する論文を拝読し、地域住民の主体性を重視したコミュニティデザインの重要性を改めて認識いたしました。

貴学コミュニティ人間科学部地域社会学科では、多文化共生論、コミュニティデザイン、地域社会学など、地域社会の課題に対応した専門分野を横断的に学ぶことができるカリキュラムに加え、地域住民との交流を通して実践的なスキルを学ぶことができるフィールドワークの機会が豊富に用意されていると伺い、私の地域社会への貢献意欲を実現するための学びの場として、強く魅力を感じています。特に、△△研究室における多文化交流イベントの企画・運営に関する研究や、□□センターとの連携による地域住民との交流プログラムへの参加は、多文化共生社会におけるコミュニティデザインを実践的に学ぶ上で、非常に貴重な機会となると考えています。

入学後は、〇〇教授の指導の下、地域住民の主体性を重視した多文化交流イベントのデザインに関する研究に積極的に取り組み、多文化共生を促進するための具体的な提案を行いたいと考えています。また、□□センターでのボランティア活動にも積極的に参加し、地域住民の方々との交流を通して、多様なニーズを把握し、地域社会に貢献したいと考えています。将来的には、NPOや地域団体などで、コミュニティデザイナーとして、地域住民同士の繋がりを築き、多文化共生社会の実現に貢献できる人材になりたいと考えています。

貴学の地域社会への貢献という理念と、コミュニティデザインにおける豊富な研究実績、そして熱意あふれる教授陣の下で、コミュニティ人間科学に関する専門知識と実践的な支援スキルを深く学び、長年の夢を実現したいと強く願っております。

【例文から学ぶポイント】

• 地域社会への強い関心と貢献意欲: 多文化共生という地域社会の課題に焦点を当て、その解決に貢献したいという強い意志を明確に示しています。
• 大学・学部との明確な接続: 教授の研究分野や大学のセンターにおける取り組みなど、大学の具体的な特徴と自身の学びたい分野、地域社会への貢献意欲を明確に結びつけています。
• 具体的な探求計画: 研究テーマや参加したい活動など、入学後の具体的な学習計画を示すことで、目的意識の高さをアピールしています。
• コミュニティ人間科学への深い理解と関心: コミュニティデザインなど、コミュニティ人間科学の主要な概念に触れることで、学部への適性と学習意欲を示唆しています。
• 共感性と行動力: 地域住民への共感を示し、地域社会で貢献したいという具体的な行動力をアピールしています。

最後の仕上げ！志望理由書を知的興奮と地域社会への熱意で満たす最終確認

志望理由書を提出する前に、以下の項目を必ずチェックし、あなたの知的好奇心と地域社会への強い意志を最大限に表現しましょう。

• 誤字脱字・文法ミスはないか: 丁寧に読み返し、コミュニティデザインに関する専門用語や固有名詞の表記ミスがないかを確認しましょう。
• 文字数制限は守られているか: 大学が指定する文字数制限を必ず守りましょう。超過や不足がないように注意が必要です。
• 体裁は整っているか: 段落分けや改行が適切に行われ、読みやすい体裁になっているか確認しましょう。
• 表現は具体的か: 抽象的な表現は避け、具体的な地域社会の課題や自身の経験に基づいて記述するように心がけましょう。
• オリジナリティはあるか: 他の人の例文を参考にするのは良いですが、あなた自身の視点や考えを正直に表現することが最も重要です。
• 大学のアドミッション・ポリシーとの整合性: 大学が求める学生像（地域社会への貢献意欲が高く、共創力を持つ人材など）を再度確認し、あなたの強みがそれに合致しているかを意識しましょう。
• 知的好奇心と地域社会への貢献意欲は伝わっているか: あなたの知的な興奮と、地域社会の課題解決に貢献したいという強い意志が読み手に伝わるように、情熱を込めて書きましょう。

KOSSUN教育ラボの活用

KOSSUN教育ラボは、小論文対策講座や個別指導、面接対策など、総合型選抜に特化した様々なサポートを行っています。

専門の講師があなたの個性や強みを引き出し、合格に向けて徹底的に指導します。

KOSSUN教育ラボのサポート体制

• 小論文対策講座: 基礎知識の習得から応用力養成まで、段階的に小論文の書き方を学ぶことができます。
• 個別指導: 自分の課題に合わせて、講師にマンツーマンで指導を受けることができます。
• 添削指導: 実際に書いた小論文を講師に添削してもらい、改善点を見つけることができます。
• 面接対策: 面接で聞かれる可能性のある質問を想定し、練習することができます。
• 出願書類添削: 志望理由書や自己PR文など、出願に必要な書類の添削を受けることができます。
• 情報提供: 総合型選抜に関する最新情報や大学の情報を手に入れることができます。

KOSSUN教育ラボからのメッセージ

総合型選抜は、皆さんの知的好奇心と地域社会への強い貢献意欲を大学に直接伝えることができる貴重な機会です。

今回の記事が、皆さんが自身の思いを整理し、魅力的な志望理由書を作成するための一助となれば幸いです。

KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜（AO入試・推薦入試）に特化した対策を行っています。

受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。