こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
近年、大学入試の小論文テーマとしてSDGs(持続可能な開発目標)が注目されています。
SDGsは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っています。
多くの大学がSDGs達成に向けた取り組みを推進しており、受験生にもSDGsに対する理解や問題解決能力が求められています。
しかし、
- 「SDGsについて詳しく知らない…」
- 「小論文でどのようにSDGsを扱えばいいのかわからない…」
- 「具体的にどんなことを書けばいいのかわからない…」
と悩む受験生も多いのではないでしょうか?
今回は、SDGsをテーマとした小論文の書き方について、KOSSUNならではの視点も交えながら解説するとともに、具体的な小論文例も紹介します。
なぜSDGsが小論文のテーマとして重要なのか?
SDGsは、現代社会が抱える様々な課題を解決するための共通目標です。
大学は、SDGsの達成に貢献できる人材育成を目指しており、受験生にもSDGsに対する理解や問題解決能力が求められています。
小論文を通して、
- SDGsに関する基礎知識
- 課題に対する分析力
- 解決策を提案する能力
- 論理的思考力
- 表現力
などを評価することができます。
SDGsをテーマとした小論文の構成例
SDGsをテーマとした小論文では、以下の構成を参考にすると良いでしょう。
- 導入
- SDGsの概要を説明する。
- 問題提起を行う。
- 自分の意見を明確に示す。
- 本論
- 問題の原因や現状を分析する。
- 具体的な事例を挙げる。
- 解決策を提案する。
- 自分の意見を論理的に展開する。
- 結論
- 結論を述べる。
- 今後の展望を述べる。
- 読者に訴えかけるメッセージを込める。
小論文例:気候変動問題と私たちにできること
1. 導入
近年、地球温暖化による気候変動が深刻化しています。異常気象の頻発、海面上昇、生態系の破壊など、地球規模で様々な影響が出ており、私たちの生活にも大きな脅威となっています。SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」では、気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を講じる必要性を訴えています。
私は、気候変動問題を解決するためには、私たち一人ひとりの意識改革と行動が不可欠だと考えます。本稿では、気候変動問題の原因と現状を分析し、私たちにできることを提案します。
2. 本論
気候変動の主な原因は、人間の活動による温室効果ガスの排出増加です。産業革命以降、石炭や石油などの化石燃料の使用が増加し、大気中の二酸化炭素濃度は上昇の一途を辿っています。
気候変動の影響は、私たちの生活にも及んでいます。日本では、猛暑日や豪雨の増加、農作物の不作、感染症の拡大など、様々な被害が発生しています。
気候変動問題を解決するためには、温室効果ガスの排出量を削減することが重要です。そのためには、省エネルギー化、再生可能エネルギーの利用促進、森林保全など、様々な取り組みが必要です。
また、気候変動の影響に適応するための対策も必要です。例えば、防災対策の強化、水資源の確保、熱中症対策など、様々な対策を講じる必要があります。
3. 結論
気候変動問題は、地球全体の未来を左右する重要な課題です。解決のためには、政府、企業、個人のそれぞれが積極的に行動する必要があります。
私たち一人ひとりが、日常生活の中で省エネルギーを心掛け、環境に配慮した製品を選ぶなど、小さなことから行動を起こしていくことが重要です。
私は、将来、環境問題に取り組む仕事に就きたいと考えています。大学で環境学を学び、専門知識を深め、気候変動問題の解決に貢献したいと考えています。
SDGsの理解を深めるには?
- SDGsに関する基礎知識の習得
- SDGsの17の目標と169のターゲットについて学び、SDGsに関する理解を深めます。
- SDGsに関する書籍や資料、ウェブサイトなどを活用し、最新の情報を集めましょう。
- 時事問題の分析
- 気候変動、貧困、飢餓、教育問題など、SDGsに関連する時事問題を分析し、小論文のテーマとして扱ってみましょう。
- 新聞記事やニュースなどを活用し、普段から関心を高めましょう。
- 多様な視点からの考察
- 問題の原因や現状を多角的に分析することで、解決策を検討する力を養いましょう。
- 友達とグループワークやディスカッションを行い、多様な意見を交換することで思考力が深まります。
- 論理的な文章構成
- 導入、本論、結論の構成を意識し、論理的な文章を意識して書いてみましょう。
- 具体例やデータを効果的に活用し、説得力のある文章を作成する練習をします。
- 表現力向上のためのトレーニング
- 自分の考えを明確に表現するためのトレーニングを行います。
- 語彙力、文章力、表現力を高めるための指導を行います。
まとめ
SDGsは、大学入試の小論文テーマとして頻出です。 SDGsに関する知識を深め、小論文で効果的に活用することで、合格の可能性を高めることができます。
大学入試は、人生における大きな挑戦です。不安や悩みを抱えている受験生も多いと思いますが、決して諦めずに、最後まで努力を続けてください。
KOSSUN教育ラボは、そんな受験生の皆さんを全力で応援しています!
皆さんの夢が実現することを、心から願っています。
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