こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
実際に小論文を書いていてどうすればいいんだっけ?と迷うことがあると思います。
この記事では、鉤括弧の使い方について解説します!
大学入試の小論文では、鉤括弧(「 」) を正しく使うことが重要です。
鉤括弧は、
- 引用
- 強調
- 特殊な意味を持つ語句
などを示すために使われます。
しかし、
- 「鉤括弧って、どんな時に使えばいいの?」
- 「引用の仕方がよくわからない…」
- 「鉤括弧の使い方で減点されないか心配…」
と不安に思う受験生も多いのではないでしょうか?
今回は、小論文における鉤括弧の正しい使い方について解説します。
1. 引用
他人の著作物や発言を引用する際に、鉤括弧を使用します。
引用のルール
- 引用する部分は、原文と一字一句一致させる。
- 引用部分を改変する場合は、変更箇所を括弧 ([ ]) で囲む。
- 省略する場合は、省略箇所に省略記号(…)を入れる。
- 引用の後に、出典を明記する。
例
ある学者は、「少子化は、社会全体の構造に関わる問題である」と述べている。(〇〇 2023, p.15)
plagiarism (剽窃) にならないよう、正しい引用方法を押さえましょう。 参考文献リストの作成方法や、参考文献の引用ルールなど、論文作成に必要な知識を身につけることが大切です。
2. 強調
特定の語句を強調したい場合に、鉤括弧を使用します。
例
近年、「多様性」という言葉が注目されている。
注意点
強調したい語句が複数ある場合は、鉤括弧の代わりに傍点(____)やゴシック体などのフォントを用いる方が良いでしょう。 鉤括弧の多用は、文章の読みやすさを損なう可能性があります。
3. 特殊な意味を持つ語句
特定の語句に特別な意味を持たせる場合に、鉤括弧を使用します。
例
彼は、「自由」を求めて海外に渡った。
この場合、「自由」は、一般的な意味ではなく、彼にとって特別な意味を持つ「自由」であることを示しています。
注意点
特殊な意味を持つ語句を鉤括弧で囲む場合は、その意味を文脈で明確に示す必要があります。
4. 鉤括弧の入れ子
鉤括弧の中にさらに鉤括弧を入れる場合は、「 」の外側に『 』を使用します。
例
彼は、「『自由』とは何か」という問いを常に抱いていた。
5.使い方の疑問
原稿用紙の文末に鉤括弧が来た場合はどうすればいい?
原稿用紙の文末に鉤括弧が来た場合は閉じ括弧( 」)を最後のマスに書き入れます。
原稿用紙では、原則として行頭に句読点や閉じ括弧などの記号を書いてはいけないというルールがあります。しかし、文末が鉤括弧で終わる場合は、このルールに例外が適用されます。
例えば、「彼は言った。「明日、会いましょう。」」という文を原稿用紙に書く場合、最後の「。」と「」」は同じマスに書き入れます。
これは、文末の鉤括弧を次の行に送ってしまうと、鉤括弧で括られた部分が分断されてしまい、文意が不明瞭になってしまうのを避けるためです。
まとめ
小論文において、鉤括弧は正しく使うことで、文章の精度を高め、採点官に好印象を与えることができます。
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