こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
大学入試の小論文では、構成だけでなく、内容も重要な評価ポイントです。
採点官は、小論文の内容を通して、
- 受験生の思考力
- 判断力
- 表現力
- 問題解決能力
などを評価します。
「内容」と聞いて、
- どんなことを書けばいいの?
- 具体例が思いつかない…
- データをどう使えばいいの?
など、疑問に思う方もいるのではないでしょうか?
KOSSUN教育ラボでは、多様なテーマに対応できるよう、幅広い知識を習得し、論理的思考力や表現力を磨くための指導を行っています。
今回は、小論文の内容を充実させるためのコツを、わかりやすく解説していきます。
1. 具体例
自分の意見を主張するだけでなく、それを裏付ける具体的な例を挙げることが重要です。
具体例には、以下のようなものがあります。
- 個人的な経験
- 自分が体験したこと
- 自分が観察したこと
- 自分が感じたこと
- 社会的な出来事
- ニュースや新聞で報道されている出来事
- 歴史的な出来事
- 社会問題
- 統計データ
- 国や地方自治体が発表している統計データ
- 研究機関が発表している調査データ
- 書籍や論文からの引用
- 専門家の意見
- 研究成果
具体例を挙げる際は、正確な情報であることを確認しましょう。
2. データや数値
データや数値は、客観的な根拠として、自分の意見を裏付けるために有効です。
データや数値を扱う際は、以下の点に注意しましょう。
- 信頼できる情報源からデータを得る。
- データを正確に解釈する。
- データを効果的に提示する。
- 図表やグラフなどを用いると、視覚的にわかりやすくなります。
- データの出典を明記する。
3. 異なる意見
自分の意見だけでなく、異なる意見も取り入れることで、多角的な視点から論じることができます。
異なる意見を扱う際は、以下の点に注意しましょう。
- 異なる意見を正確に理解する。
- 異なる意見を尊重する。
- 異なる意見に対して、反論する場合は、論理的な根拠に基づいて反論する。
- 自分の意見との共通点や相違点を明確にする。
4. 客観性
小論文は、客観的な視点で書くことが重要です。
- 感情的な表現や主観的な意見は避けましょう。
- 論理的な根拠に基づいて、意見を展開しましょう。
- 断定的な表現は避け、可能性を示唆する表現を用いましょう。
- 中立的な立場を保ち、公平な視点で論じましょう。
5. 内容例
テーマ: 人工知能 (AI) の発展と社会
- 導入:AI技術の急速な発展と社会への影響について問題提起
- 本論:
- AI技術の現状と将来展望(具体例:自動運転、医療診断、金融取引)
- AI技術のメリット(効率化、省力化、新たなサービスの創出)
- AI技術のデメリット(雇用問題、倫理的な問題、プライバシー問題)
- AI技術と共存するための課題(教育、法整備、社会システム)
- 結論:AI技術の利活用と課題を踏まえ、人間中心の社会を実現するために
まとめ
小論文の内容を充実させるためには、具体例やデータなどを効果的に活用し、論理的な根拠に基づいて意見を展開することが重要です。
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