こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
小論文を書くとき、「どんな構成で書けばいいんだろう…」と悩んだことはありませんか?
実は、小論文の構成には、いくつかの種類があるんです。
どんなに素晴らしい内容の文章を書いても、構成がしっかりしていないと、採点官に内容が正しく伝わりません。
KOSSUN教育ラボでは、長年の指導経験から、受験生がつまずきやすいポイントを熟知し、一人ひとりに合った丁寧な指導を行っています。
今回は、小論文の構成について、わかりやすく解説していきます。
1. 構成の種類
小論文の構成には、いくつかの種類があります。
- 問題提起型
- 問題提起 → 原因分析 → 解決策の提示 → 結論
- 社会問題など、解決策を提示する必要があるテーマに有効
- 結論提示型
- 結論 → 理由・根拠 → 具体例 → 結論(再確認)
- 自分の意見を明確に主張したいテーマに有効
- 比較対照型
- 2つの事柄を比較 → 共通点・相違点 → 結論
- 2つの事柄を比較分析するテーマに有効
- 時系列型
- 過去の出来事 → 現在の状況 → 未来への展望
- 歴史的なテーマや、変化を捉えるテーマに有効
どの構成が適切かは、テーマや設問によって異なります。
2. 段落分け
段落分けは、文章を読みやすくし、論理的な流れを明確にするために重要です。
基本的には、1つの段落で1つのテーマを扱うようにしましょう。
段落の分け方には、いくつかの方法があります。
- 主張ごとに段落を分ける
- 時系列で段落を分ける
- 具体例ごとに段落を分ける
3. 接続詞
接続詞は、文と文、段落と段落を繋ぎ、論理的な流れを作るために重要です。
接続詞には、様々な種類があります。
- 順接:そして、さらに、また、だから
- 逆接:しかし、だが、けれども、ところが
- 添加:また、さらに、しかも
- 理由:なぜなら、だから
- 条件:もし…ならば
- 目的:…ために
接続詞を効果的に使うことで、文章に深みと説得力を持たせることができます。
4. 導入と結論
導入と結論は、小論文の顔となる部分です。
導入
- 読者の興味を引きつけ、テーマに対する関心を高める
- 小論文のテーマを明確に示す
- 自分の意見を簡潔に述べる
結論
- 本論で述べた内容を要約する
- 自分の意見を再確認する
- 今後の展望や課題を述べる
- 読者に訴えかけるメッセージを込める
5. 構成例
テーマ: 情報社会におけるコミュニケーションの変化
問題提起型
- 導入:情報社会の発展に伴い、コミュニケーションのあり方が変化しているという問題提起
- 本論:
- インターネットやSNSの普及によるコミュニケーションの変化
- メリット:情報収集の容易さ、多様な人との繋がり
- デメリット:対面コミュニケーションの減少、コミュニケーション不足、誤解やトラブル
- 解決策:情報リテラシーの向上、対面コミュニケーションの重視
- 結論:情報社会におけるコミュニケーションの変化を踏まえ、より良いコミュニケーションを築くために
まとめ
小論文の構成をマスターすることは、合格を勝ち取るための重要な一歩です。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。