身だしなみも重要な評価対象のひとつ
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
大学入試において、近年注目を集めているのが「総合型選抜」です。 従来のペーパーテスト中心の選抜方法とは異なり、生徒一人ひとりの個性や能力を多角的に評価する総合型選抜は、まさにこれからの時代に求められる人材を育成するための入試制度と言えるでしょう。
総合型選抜の選考では、多くの大学で「面接」が実施されます。面接は、受験生の人物像や能力、適性、熱意などを直接評価する場であり、合否を大きく左右する重要な選考要素です。
面接では、話す内容はもちろんのこと、服装や髪型、表情、姿勢など、 身だしなみ全体 が評価の対象となります。面接官に好印象を与え、自分の能力や人柄を最大限にアピールするためにも、適切な身だしなみで面接に臨むことが重要です。
本記事では、総合型選抜専門塾の教務担当者として、総合型選抜の概要とメリットに加え、面接で好印象を与えるための身だしなみについて、チェックリスト形式で詳しく解説していきます。 総合型選抜受験を検討している生徒さん、そして保護者の皆様、ぜひ最後までお読みいただき、入試準備にお役立てください。
総合型選抜とは?
総合型選抜とは、大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に合致した人材を選抜するための入試制度です。 学力試験だけでは測れない、受験生の個性や潜在能力を多角的に評価するのが特徴です。
具体的には、高校時代の成績、小論文、面接、プレゼンテーション、課外活動の実績など、様々な要素を総合的に判断し、合否が決まります。大学や学部・学科によって、重視する要素や選考方法は異なります。
従来の「知識・技能」を問う入試とは異なり、「思考力・判断力・表現力」といった、これからの社会で必要とされる能力を重視している点が大きな特徴です。
総合型選抜のメリット
総合型選抜には、受験生にとって多くのメリットがあります。
- 自分の個性や強みをアピールできる
- ペーパーテストでは測れない、個性や潜在能力、熱意をアピールできます。課外活動やボランティア活動、独自の研究など、高校時代に力を入れたことを評価してもらえるチャンスです。
- 多様な選考方法でチャンスが広がる
- 大学・学部・学科によって、小論文、面接、プレゼンテーションなど、様々な選考方法が用意されています。自分に合った方法で受験できる可能性が広がります。
- 早い時期に合格が決まる
- 一般選抜に比べて早い時期に合格が決まるため、精神的な余裕を持って大学入学準備に取り組めます。
- 大学とのミスマッチを防げる
- 大学側が求める学生像を事前に理解した上で受験するため、入学後のミスマッチを防ぎ、充実した大学生活を送ることに繋がります。
大学面接で大切なこと
大学面接は、総合型選抜において非常に重要な選考要素です。
面接官は、受験生と直接対話することで、書類だけではわからない個性や能力、そして大学で学ぶための適性を見極めようとしています。
面接で大切なことは、以下の3点に集約できます。
1. 熱意を伝える
- なぜその大学・学部・学科を選んだのか:大学や学部・学科の特色を理解し、なぜそこで学びたいのか、具体的な理由を説明しましょう。
- 将来の目標: 大学で何を学び、将来どのように社会に貢献したいのか、具体的なビジョンを語りましょう。
- 学習意欲: 積極的に学び、成長したいという意欲を、言葉と態度で示しましょう。
2. 自分をアピールする
- 自己PR: 自分の強みや能力、経験をアピールしましょう。具体的なエピソードなどを交えながら、説得力のある説明を心がけましょう。
- 個性: 他の受験生との違いを出すために、自分の個性やオリジナリティをアピールしましょう。
- コミュニケーション能力: 面接官の質問をきちんと理解し、自分の考えを分かりやすく伝えましょう。
3. マナーを守る
- 礼節: 面接官に対して、失礼のない言葉遣い、態度を心がけましょう。
- 時間厳守: 面接時間に遅刻することは絶対に避けましょう。
- 身だしなみ: 清潔感のある服装、髪型を心がけましょう。
さらに、以下のポイントも意識しましょう。
- 質問への回答: 面接官の質問には、正直に、そして具体的に答えましょう。
- 逆質問: 面接の最後に、大学や学部・学科について質問する機会があれば、積極的に質問しましょう。
- 自信: 自分を信じ、堂々と面接に臨みましょう。
面接は、緊張する場面ではありますが、自分をアピールする絶好の機会でもあります。
しっかりと準備をして、自信を持って臨むことが大切です。
面接での身だしなみチェックリスト
面接での身だしなみは、以下のチェックリストを参考に、一つずつ確認しましょう。
1. 服装
- スーツまたはそれに準ずる服装(ブレザー、チノパンなど)を着用する。
- シャツは白か淡い色のものを選ぶ。
- スカート丈は膝丈程度にする。
- 靴は黒か茶色の革靴を選び、清潔に磨いておく。
- ストッキングは肌色か黒の無地のものを着用する。
- アクセサリーは控えめにする。
- 香水はつけない。
2. 髪型
- 清潔感のある髪型にする。
- 顔が隠れるような前髪や、髪が顔にかかるような髪型は避ける。
- 髪色は、黒か暗めの茶色にする。
- 整髪料はつけすぎない。
- 華美な装飾は避ける。
3. 顔
- 表情は明るく、笑顔を心がける。
- 目は面接官の目を見て話す。
- 口角を上げて話す。
- 適度にうなずき、相手の話を聞いていることを示す。
4. 姿勢
- 背筋を伸ばして座る。
- 椅子に浅く腰掛け、背もたれに寄りかからない。
- 足は組まない。
- 手は膝の上に置くか、軽く握る。
5. 持ち物
- バッグは黒か茶色のシンプルなものを選ぶ。
- ハンカチやティッシュは忘れずに持参する。
- スマートフォンは電源を切る。
6. その他
- 爪は短く切り、清潔にしておく。
- ハンカチやティッシュは清潔なものを使用する。
- マスクを着用する場合は、白か淡い色のものを選ぶ。
NG例
- シワや汚れのある服装
- 派手な色の服装
- 短すぎるスカート
- サンダルやスニーカー
- 顔が隠れるような髪型
- 派手な色の髪
- 寝癖
- 暗い表情
- 猫背
- 足を組む
- 大きな音を立てる
KOSSUN教育ラボのサポート体制
KOSSUN教育ラボでは、
- 面接対策: 面接官の視点に立った実践的な指導で、自信を持って面接に臨めるようサポートします。
- 小論文指導: 課題文型、自由記述型など、様々なタイプの小論文対策を、経験豊富な講師が丁寧に指導します。
- 志望理由書作成指導: 大学が求める学生像を理解し、効果的な志望理由書の作成を指導します。
- 情報提供: 最新の入試情報や大学別の対策情報を提供します。
など、総合型選抜合格に必要なサポートを、一人ひとりの状況に合わせて提供しています。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
総合型選抜は、多様な能力や個性を評価する入試制度であり、受験生にとって大きなチャンスとなります。
面接は、自分をアピールする絶好の機会です。身だしなみを整え、自信を持って臨みましょう。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。難関大学を中心に、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。