総合型選抜(旧AO入試)の一次試験・二次試験とは?
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
今回は、総合型選抜(旧AO入試)の選考方法である一次試験・二次試験について詳しく解説していきます。
総合型選抜では、大学によって選考方法が異なりますが、多くの大学で一次試験と二次試験が行われます。それぞれの試験内容を把握し、しっかりと対策することで、合格の可能性を高めることができます。
一次試験
一次試験では、主に書類審査が行われます。大学・学部によって提出書類は異なりますが、一般的には以下のものが求められます。
- 志望理由書:なぜその大学・学部を志望するのか、将来の夢や目標と結びつけながら具体的に記述します。
- 学習計画書:大学でどのようなことを学びたいのか、具体的な学習計画を立てて記述します。
- 活動報告書:高校時代に力を入れた活動(部活動、ボランティア、探究活動など)の内容や成果、そこから得られた学びを記述します。
- 推薦書:高校の先生に書いてもらう推薦状です。
- 調査書:高校での成績や活動内容が記載された書類です。
- 資格・検定の証明書:TOEICや英検などの資格・検定を持っている場合は、その証明書を提出します。
一次試験では、これらの書類を通して、あなたの人物像や能力を評価します。そのため、書類作成は非常に重要です。
一次試験の重要ポイント
次試験突破のための重要ポイントをさらに詳しく解説していきます。
一次試験は、主に書類審査によって行われます。提出書類の内容が合否を大きく左右するため、しっかりと準備することが大切です。
1. 大学のアドミッション・ポリシーを理解する
まずは、志望大学のアドミッション・ポリシーを徹底的に理解しましょう。
アドミッション・ポリシーとは、大学が求める学生像を具体的に示したものです。大学ホームページなどで公開されているので、必ず確認してください。
志望理由書や学習計画書を作成する際は、アドミッション・ポリシーに合致する内容であることを意識することが重要です。
2. 自己分析を徹底的に行う
自分の強みや弱み、興味や価値観、経験などを深く理解することは、効果的な書類作成に不可欠です。
自己分析には、以下の方法が役立ちます。
- 自己PRシートの作成
- 過去の経験の振り返り
- 友人や家族からの意見
- 適性検査の活用
- キャリアカウンセリング
3. 提出書類は丁寧に作成する
誤字脱字や内容の矛盾などは、評価を大きく下げてしまう可能性があります。提出書類は、何度も見直しを行い、完璧な状態に仕上げましょう。
また、それぞれの書類の目的を理解し、効果的な構成と表現を心がけることも重要です。
4. 経験を具体的に記述する
志望理由書や活動報告書では、単に経験を羅列するのではなく、具体的なエピソードを交えながら記述しましょう。
例えば、ボランティア活動について記述する際は、「どのような活動をしたのか」「どのような困難に直面したのか」「どのように乗り越えたのか」「その経験から何を学んだのか」などを具体的に説明することで、あなたの経験の価値がより伝わりやすくなります。
5. 熱意を伝える
総合型選抜では、学力だけでなく、大学で学びたいという強い意志や熱意も評価されます。
志望理由書や面接では、なぜその大学・学部で学びたいのか、将来の夢や目標と結びつけながら、自分の熱意を真摯に伝えましょう。
6. 早めに準備を始める
一次試験の書類作成には、時間と労力が必要です。特に、自己分析や経験の振り返りには、じっくりと時間をかけることが大切です。
余裕を持って準備を進めるために、できるだけ早めに取り掛かりましょう。
まとめ
一次試験を突破するためには、大学をよく理解し、自分自身を深く分析し、丁寧に書類を作成し、熱意を伝えることが重要です。
二次試験
二次試験では、一次試験を通過した受験者を対象に、以下の選考方法が行われます。
- 面接:大学教員や入試担当者との面談を通して、あなたの人物像や能力、適性などを評価します。
- 小論文:課題に対して自分の考えを論理的に記述する能力を評価します。
- プレゼンテーション:自分の考えや研究成果を、発表資料を用いて分かりやすく説明する能力を評価します。
- 実技試験:芸術系や体育系の学部では、実技試験が行われる場合があります。
- 口頭試問:特定のテーマについて、口頭で質問に答える形式で、知識や思考力を評価します。
二次試験では、コミュニケーション能力や論理的思考力、表現力などが評価されます。
二次試験の重要ポイント
次試験突破のための重要ポイントをさらに詳しく解説していきます。
一次試験は、主に書類審査によって行われます。提出書類の内容が合否を大きく左右するため、しっかりと準備することが大切です。
二次試験では、面接、小論文、プレゼンテーションなど、様々な形式で選考が行われます。
大学・学部によって内容や形式は異なりますが、いずれもあなたの人物像や能力、適性を総合的に評価することを目的としています。
面接対策
面接は、多くの大学で行われる二次試験の代表的な選考方法です。面接官との面談を通して、コミュニケーション能力、論理的思考力、表現力などを評価されます。
効果的な面接対策として、以下のポイントを意識しましょう。
- 基本的なマナーを守る
- 面接官の目を見て話しましょう。
- 姿勢を正して、ハキハキと話しましょう。
- 敬語を正しく使いましょう。
- 服装は清潔感のあるものを選びましょう。
- 自己PRを効果的に行う
- 自分の強みや経験を簡潔に伝えられるように練習しましょう。
- 具体的なエピソードを交えながら話すと、より説得力が増します。
- 志望理由を明確に伝える
- なぜその大学・学部を志望するのか、将来の夢や目標と結びつけながら具体的に説明しましょう。
- 大学のアドミッション・ポリシーを意識した内容であると、より効果的です。
- 質問には的確に答える
- 面接官の質問をよく聞き、落ち着いて答えるようにしましょう。
- わからない場合は、「申し訳ありませんが、わかりません」と正直に伝えましょう。
- 逆質問の準備をする
- 面接の最後に逆質問をする機会がある場合に備え、事前に質問をいくつか用意しておきましょう。
- 大学への関心の高さを示すことができます。
小論文対策
小論文は、課題に対して自分の考えを論理的に記述する能力を評価する試験です。
効果的な小論文対策として、以下のポイントを意識しましょう。
- 文章構成を練る
- 結論、根拠、具体例を明確に示すように、文章構成を練りましょう。
- 起承転結を意識し、読みやすい文章を心がけましょう。
- 論理的な文章を書く
- 主張と根拠を明確に結びつけ、論理的な展開を心がけましょう。
- 具体例やデータなどを用いて、説得力のある文章を書きましょう。
- 誤字脱字に注意する
- 誤字脱字は、評価を大きく下げてしまう可能性があります。
- 推敲をしっかりと行い、完璧な状態に仕上げましょう。
- 制限時間内に書き上げる
- 試験本番を想定し、制限時間内に書き上げる練習をしましょう。
プレゼンテーション対策
プレゼンテーションは、自分の考えや研究成果を、発表資料を用いて分かりやすく説明する能力を評価する試験です。
効果的なプレゼンテーション対策として、以下のポイントを意識しましょう。
- 構成を練る
- プレゼンテーションの目的を明確にし、効果的な構成を練りましょう。
- 導入、本論、結論を明確に区切り、聞き手が理解しやすいように説明しましょう。
- 分かりやすい資料を作成する
- 図表やグラフなどを効果的に利用し、視覚的に分かりやすい資料を作成しましょう。
- 文字数は最小限に抑え、簡潔な説明を心がけましょう。
- 練習を重ねる
- 発表練習を繰り返し行い、スムーズに話せるように練習しましょう。
- 時間配分にも注意し、制限時間内に発表を終わらせられるようにしましょう。
- 質疑応答に備える
- 発表後には、質疑応答の時間が設けられる場合があります。
- 想定される質問への回答を事前に準備しておきましょう。
その他の試験対策
大学・学部によっては、実技試験や口頭試問などの試験が行われる場合があります。それぞれの試験内容に合わせて、適切な対策を行いましょう。
まとめ
二次試験を突破するためには、大学・学部の求める人物像を理解し、それぞれの試験内容に合わせた対策を行うことが重要です。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
総合型選抜では、一次試験の書類審査と二次試験の面接・小論文などが重要な選考基準となります。
それぞれの試験内容を理解し、しっかりと準備することで、合格を勝ち取ることができます。
ぜひ今回の内容を参考に、総合型選抜の準備を進めてみてください。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。難関大学を中心に、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。