
合格への鍵を握る重要ポイント
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
総合型選抜(旧AO入試)は、大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)と受験生の個性や能力を照らし合わせて合否を決定する入試方式です。
学力試験だけでなく、書類審査、面接、小論文など、多角的な評価を通じて、大学と受験生の相互理解を深めることを目的としています。
総合型選抜では、大学・学部が提示する「課題」に取り組むことが求められる場合があります。
この「課題」は、受験生の思考力、分析力、表現力、創造性などを評価するために出題され、合否を大きく左右する重要な要素の一つです。
この記事では、総合型選抜における「課題」の種類や対策方法について詳しく解説し、合格を掴むための秘訣を紹介します。
1. 総合型選抜における「課題」とは?
総合型選抜における「課題」とは、大学・学部が受験生に対して与える、特定のテーマや問題に対する取り組みのことです。
その目的は、受験生の能力や適性を多角的に評価することにあります。
「課題」には様々な種類があり、大学・学部によって出題形式や評価基準が異なります。
主な「課題」の種類としては、以下のようなものが挙げられます。
- 小論文:特定のテーマについて、自分の意見や考えを論述する
- プレゼンテーション:特定のテーマについて、自分の研究成果や意見を発表する
- レポート:特定のテーマについて、調査・分析結果をまとめる
- グループワーク:他の受験生と協力して、特定の課題に取り組む
2. 「課題」が重視される理由
総合型選抜において「課題」が重視される理由は、以下の点が挙げられます。
- 思考力・分析力・表現力の評価:与えられたテーマや問題に対して、論理的に思考し、分析し、的確に表現する能力を評価します。
- 専門分野への適性評価:大学・学部が専門とする分野に関するテーマが出題されることが多く、受験生の適性や関心を評価します。
- 入学後の学習意欲・目標の明確化:課題に取り組む過程で、受験生自身の学習意欲や目標を明確化し、大学側とのミスマッチを防ぎます。
- 主体性・創造性の評価:与えられた課題に対して、主体的に取り組み、自分なりの考えやアイデアを創造する能力を評価します。
3. 「課題」対策のポイント
総合型選抜の「課題」で高評価を得るためには、以下のポイントを押さえて対策を進めることが重要です。
- 大学・学部の情報を徹底的に収集する:大学・学部のウェブサイトや募集要項を熟読し、過去の課題例や評価基準などを確認しましょう。
- テーマに関する知識を深める:課題テーマに関連する書籍や論文、ニュース記事などを読み、知識を深めましょう。
- 論理的思考力・分析力を鍛える:与えられた情報や資料を分析し、論理的に思考する力を養いましょう。
- 表現力を磨く:自分の考えや意見を、分かりやすく的確に表現する練習をしましょう。
- 第三者に添削・評価してもらう:学校の先生や塾の講師、家族などに、課題の成果物を添削・評価してもらい、改善点を洗い出しましょう。
- 時間を意識して取り組む:本番同様の制限時間を設け、時間配分や集中力を鍛えましょう。
4. 課題の種類別対策方法
課題の種類別に、具体的な対策方法を紹介します。
4.1 小論文
- テーマを正確に理解し、論点を明確にする
- 構成を練り、論理的な文章を書く
- 客観的なデータや事例を用いて、説得力を高める
- 誤字脱字、文法ミスに注意する
- 第三者に添削してもらい、改善点を洗い出す
4.2 プレゼンテーション
- テーマに沿った内容を分かりやすくまとめる
- 視覚資料(スライド、グラフなど)を効果的に活用する
- 時間配分を意識して、練習を繰り返す
- 質疑応答を想定し、回答を準備しておく
- 発表の様子を録画し、改善点を洗い出す
4.3 レポート
- テーマに沿った調査・分析計画を立てる
- 客観的なデータや資料に基づいて、考察を深める
- 図表やグラフを効果的に活用し、分かりやすくまとめる
- 参考文献を正確に記載する
- 第三者に添削してもらい、改善点を洗い出す
4.4 グループワーク
- 他のメンバーと協力し、積極的に意見交換を行う
- 自分の役割を理解し、責任を持って行動する
- 議論をまとめ、成果物を完成させる
- 自分の意見だけでなく、他のメンバーの意見にも耳を傾ける
5. 総合型選抜「課題」対策の注意点
- 大学・学部のアドミッション・ポリシーを理解する:大学・学部がどのような学生を求めているのかを理解し、課題を通して自分の適性をアピールしましょう。
- 早期準備を心がける:課題によっては、準備に時間がかかるものもあります。早めに課題内容を確認し、計画的に準備を進めましょう。
- 自分自身の言葉で表現する:インターネットや書籍などの情報を参考にする場合でも、そのまま書き写すのではなく、自分の言葉で表現することが重要です。
- 課題を通して何を学び、大学で何をしたいのか明確にする:課題への取り組みを通して、大学入学後の学びや将来の目標を具体的にイメージしておきましょう。
KOSSUN教育ラボの活用
KOSSUN教育ラボは、小論文対策講座や個別指導、面接対策など、総合型選抜に特化した様々なサポートを行っています。
専門の講師があなたの個性や強みを引き出し、合格に向けて徹底的に指導します。
KOSSUN教育ラボのサポート体制
- 小論文対策講座: 基礎知識の習得から応用力養成まで、段階的に小論文の書き方を学ぶことができます。
- 個別指導: 自分の課題に合わせて、講師にマンツーマンで指導を受けることができます。
- 添削指導: 実際に書いた小論文を講師に添削してもらい、改善点を見つけることができます。
- 面接対策: 面接で聞かれる可能性のある質問を想定し、練習することができます。
- 出願書類添削: 志望理由書や自己PR文など、出願に必要な書類の添削を受けることができます。
- 情報提供: 総合型選抜に関する最新情報や大学の情報を手に入れることができます。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
総合型選抜における「課題」は、大学側が受験生の能力や適性を多角的に評価するための重要な要素です。課題対策を通して、自分の強みや適性を理解し、大学・学部への熱意を伝えましょう。
この記事で紹介した対策方法を参考に、万全の準備で総合型選抜に臨み、合格を勝ち取ってください。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。難関大学を中心に、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。