
都市生活学部の志望理由の考え方と書き方
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
近年、大学入試において注目を集めている総合型選抜。この入試方式は、従来の学力試験だけでは測れない、受験生の意欲や能力、適性を多角的に評価するものです。
特に、都市生活学部のような専門性の高い学部においては、なぜその学問を学びたいのか、将来どのような貢献をしたいのかといった、明確な志望理由が合否を大きく左右します。
この記事では、都市生活学部を志望する受験生に向けて、志望理由の考え方と書き方のポイント、そして具体的な例文をご紹介します。
総合型選抜とは?
総合型選抜とは、大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に合致する人材を選抜するための入試制度です。
学力試験の点数だけでなく、皆さんの個性や能力、将来の目標などを総合的に評価します。
具体的には、以下の要素を評価の対象とします。
- 学力:高校の成績や共通テストの点数など
- 意欲・熱意:志望理由書、面接などでアピール
- 個性・能力:課外活動、ボランティア活動、資格・検定など
- 思考力・判断力・表現力:小論文、面接などで評価
総合型選抜は、大学によって選考方法や重視するポイントが異なります。
そのため、志望大学のアドミッション・ポリシーをしっかりと理解し、自分に合った対策を立てることが重要です。
総合型選抜のメリット
総合型選抜には、以下のようなメリットがあります。
- 自分の個性や強みをアピールできる
一般選抜では、主に学力試験の点数で合否が決まります。しかし、総合型選抜では、学力だけでなく、個性や強み、将来の目標などをアピールすることができます。
- 早い時期に合格が決まる
総合型選抜は、一般選抜よりも早い時期に選考が行われるため、合格が決まれば、精神的な余裕を持って残りの高校生活を送ることができます。
- 大学との相性が確認できる
選考過程では、面接や大学見学などを通して、大学について深く知ることができます。
都市生活学部で学ぶこと
都市生活学部は、都市が抱える様々な課題を解決し、より良い都市生活を創造するために、文系・理系の枠を超えた幅広い知識とスキルを学ぶ学部です。
- 幅広い学問領域: 都市計画、まちづくり、環境問題、防災、交通、観光、文化など、多岐にわたる分野を横断的に学ぶことができます。
- 実践的な学び: フィールドワークや地域連携プロジェクトなど、実践を通して課題解決能力を養います。
- 社会貢献: 学びを通して、持続可能な都市の実現に貢献できる人材を育成します。
- 多様なキャリアパス: 卒業後は、行政機関、建設・不動産関連企業、シンクタンク、NPOなど、幅広い分野で活躍できます。
- 身につく力:課題発見能力、課題解決能力、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、企画力、発想力
都市生活学部の志望理由の考え方
都市生活学部の志望理由を考える上で重要なのは、「なぜ都市生活学部でなければならないのか」という問いに答えることです。
以下のステップを参考に、自分自身の興味・関心と大学の学びを結びつけ、具体的な志望理由を構築していきましょう。
自分の強みや経験が、どのように都市問題の解決に貢献できるかを具体的に説明しましょう。
- 興味・関心の明確化:自分がどのような都市問題に関心があるのかを具体的に書き出してみましょう。(例:地域の活性化、高齢化社会への対応、環境問題など)なぜその問題に関心を持ったのか、具体的な経験やきっかけを振り返ってみましょう。
- 大学の学びとの接続:大学のカリキュラムや研究内容を調べ、自分の興味・関心と合致する分野を見つけましょう。その大学でなければ学べないこと、得られない経験などを具体的に考えましょう。
- 将来の展望:大学で学んだことを活かして、将来どのようなことに挑戦したいのか、どのような社会貢献をしたいのかを具体的にイメージしましょう。将来の夢や目標と、大学での学びがどのように繋がっているかを説明しましょう。
- 自分自身の強み・経験との関連付け:これまでの経験や活動の中で、都市生活学部の学びに活かせるものは何かを考えましょう。
都市生活学部の志望理由作成のヒント
- オープンキャンパスや説明会に積極的に参加し、大学の雰囲気や学びを体感しましょう。
- 大学の教授や在学生に話を聞き、具体的な学びの内容や研究テーマについて理解を深めましょう。
- 都市生活学部に関連する書籍や論文、ニュース記事などを読み、知識を広げましょう。
- ニュースや新聞を読む癖をつけ、日頃からアンテナを高くしておきましょう。
- 高校で学んだ内容と、大学での学びを接続してみましょう。
- 地域活動やボランティア活動に参加してみましょう。 留学経験があれば積極的にアピールしましょう。
- 資格や検定があれば記載しましょう。
都市生活学部の志望理由例
例1
「私は、生まれ育った地域が過疎化していく現状を目の当たりにし、地域活性化に貢献したいという強い思いを抱くようになりました。貴学の都市生活学部では、地域創生や観光政策など、地域活性化に繋がる専門知識を幅広く学ぶことができると知り、魅力を感じています。特に、〇〇先生の地域活性化に関する研究に感銘を受け、先生の指導の下で実践的な学びを通して、地域課題の解決に貢献できる人材になりたいと考えています。」
例2
「近年、地球温暖化や自然災害など、都市が抱える環境問題に関心を抱いています。貴学の都市生活学部では、環境共生都市や防災まちづくりなど、持続可能な都市づくりに関する専門知識を学ぶことができると知り、魅力を感じています。大学で環境問題や防災に関する知識を深め、将来は都市計画の分野で、安全で安心して暮らせる持続可能な都市づくりに貢献したいと考えています。」
例3
「私は、留学経験を通して、多様な文化が共生する都市の魅力と課題を実感しました。貴学の都市生活学部では、多文化共生や国際交流など、多様な文化が共生する都市づくりに関する専門知識を学ぶことができると知り、魅力を感じています。大学で多文化共生に関する知識を深め、将来は国際交流や文化政策の分野で、誰もが安心して暮らせる多文化共生都市の実現に貢献したいと考えています。」
KOSSUN教育ラボの活用
KOSSUN教育ラボは、小論文対策講座や個別指導、面接対策など、総合型選抜に特化した様々なサポートを行っています。
専門の講師があなたの個性や強みを引き出し、合格に向けて徹底的に指導します。
KOSSUN教育ラボのサポート体制
- 小論文対策講座: 基礎知識の習得から応用力養成まで、段階的に小論文の書き方を学ぶことができます。
- 個別指導: 自分の課題に合わせて、講師にマンツーマンで指導を受けることができます。
- 添削指導: 実際に書いた小論文を講師に添削してもらい、改善点を見つけることができます。
- 面接対策: 面接で聞かれる可能性のある質問を想定し、練習することができます。
- 出願書類添削: 志望理由書や自己PR文など、出願に必要な書類の添削を受けることができます。
- 情報提供: 総合型選抜に関する最新情報や大学の情報を手に入れることができます。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
都市生活学部は、社会のニーズに応える魅力的な学部です。しかし、専門性が高い分、明確な志望理由を持つことが重要です。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。難関大学を中心に、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。