国際教養学部の志望理由の考え方と書き方のポイント

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

近年、大学受験において総合型選抜(旧AO入試)で国際教養学部を目指す受験生が増えています。総合型選抜では、学力試験だけでは測れないあなたの個性や能力、そして大学への熱意をアピールすることが重要です。

この記事では、国際教養学部に特化して、志望理由の考え方と書き方のポイント、そして実際の例文を通して、あなたの合格を強力にサポートします。

総合型選抜とは?

総合型選抜とは、大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に合致する人材を選抜するための入試制度です。

学力試験の点数だけでなく、皆さんの個性や能力、将来の目標などを総合的に評価します。

具体的には、以下の要素を評価の対象とします。

  • 学力:高校の成績や共通テストの点数など
  • 意欲・熱意:志望理由書、面接などでアピール
  • 個性・能力:課外活動、ボランティア活動、資格・検定など
  • 思考力・判断力・表現力:小論文、面接などで評価

総合型選抜は、大学によって選考方法や重視するポイントが異なります。

そのため、志望大学のアドミッション・ポリシーをしっかりと理解し、自分に合った対策を立てることが重要です。

総合型選抜のメリット

総合型選抜には、以下のようなメリットがあります。

  1. 自分の個性や強みをアピールできる

一般選抜では、主に学力試験の点数で合否が決まります。しかし、総合型選抜では、学力だけでなく、個性や強み、将来の目標などをアピールすることができます。

  1. 早い時期に合格が決まる

総合型選抜は、一般選抜よりも早い時期に選考が行われるため、合格が決まれば、精神的な余裕を持って残りの高校生活を送ることができます。

  1. 大学との相性が確認できる

選考過程では、面接や大学見学などを通して、大学について深く知ることができます。

国際教養学部で学ぶこと

国際教養学部は、グローバル社会で活躍するために必要な幅広い教養、批判的思考力、コミュニケーション能力を育成することを目的としています。多様な文化、歴史、社会、思想を学び、国際的な視野を持つ人材を育成します。

国際教養学部では、以下のような分野を横断的に学びます。

  • 人文科学: 歴史、哲学、文学、芸術
  • 社会科学: 政治学、経済学、社会学、国際関係学
  • 自然科学: 科学技術、環境問題
  • 言語学: 英語、第二外国語
  • 異文化コミュニケーション: 異文化理解、多文化共生

国際教養学部で学ぶことで、以下のような力が身につきます。

  • 国際的な視野: 多様な文化や価値観を理解し、尊重する力
  • 批判的思考力: 多様な情報を分析し、批判的に考える力
  • コミュニケーション能力: 多様な背景を持つ人々と円滑なコミュニケーションを図る力
  • 語学力: 英語をはじめとする高度な語学力
  • 問題解決能力: グローバルな課題を解決する力

国際教養学部の魅力

国際教養学部の魅力は、以下の点が挙げられます。

  • 多様な学び: 人文科学、社会科学、自然科学など、幅広い分野を横断的に学ぶことができます。
  • 国際的な環境: 留学生との交流、海外研修、英語による授業など、国際的な環境で学ぶことができます。
  • 少人数教育: 少人数制の授業やゼミを通して、教員や学生との密なコミュニケーションが可能です。
  • 批判的思考力: 多様な視点から問題を分析し、批判的に考える力を養うことができます。
  • 多様なキャリアパス: 国際機関、多国籍企業、メディア、教育、研究など、多様なキャリアパスが広がっています。
  • 社会とのつながり: 国際機関やNPO/NGOと連携したプロジェクトが多く、社会実装に近い研究ができる。

国際教養学部の志望理由の考え方

国際教養学部の志望理由を考える際は、以下の3つのポイントを押さえましょう。

  1. なぜ国際教養学部で学びたいのか?
    • あなたの国際的な問題への関心や、国際教養学部で学びたい理由を具体的に説明しましょう。
  2. 国際教養学部で何を学びたいのか?
    • 具体的な研究テーマや学びたい分野を挙げ、入学後の学習計画を具体的に示しましょう。
  3. 将来、国際教養学部で学んだことをどのように社会に役立てたいのか?
    • 将来のキャリアビジョンと、国際教養学部での学びがどのように貢献できるかを具体的に述べましょう。

国際教養学部の志望理由作成のヒント

効果的な志望理由を作成するために、以下のヒントを参考にしてください。

  • 自己分析を徹底的に行う: 自分の強み、弱み、興味・関心を深く理解しましょう。
  • 大学の情報を徹底的に調べる: 大学の理念、教育目標、カリキュラム、研究内容などを詳しく調べましょう。
  • 具体的なエピソードを盛り込む: 自分の経験や実績を具体的に記述することで、説得力が増します。
  • 将来のビジョンを明確にする: 国際教養学部で学んだことを将来どのように社会に役立てたいかを具体的に述べましょう。
  • 大学のアドミッションポリシーとのつながりを意識する: 各大学が求める人物像を把握し、自分の強みとどのように合致するかを説明しましょう。
  • 国際社会への情熱を示す: あなたの国際社会への情熱や、グローバルな課題解決に貢献したいという強い意志を伝えましょう。

国際教養学部の志望理由例

例1

「私は、国際的な問題に関心があり、グローバルな視点から社会に貢献したいと考えています。高校時代、模擬国連に参加し、国際的な問題について議論する中で、国際教養学部に興味を持ちました。貴学国際教養学部では、多文化共生や国際関係学に関する専門知識を学び、将来は国際機関で働きたいと考えています。」

例2

「私は、言語や文化に関心があり、異文化コミュニケーションの専門家になりたいと考えています。高校時代、海外留学の経験を通して、異なる文化や価値観を持つ人々と交流することの面白さを実感しました。貴学国際教養学部では、言語学や文化人類学に関する専門知識を学び、将来は異文化コミュニケーションの架け橋となる人材になりたいと考えています。」

例3

「私は、国際的なビジネスに関心があり、グローバルな舞台で活躍できるビジネスパーソンになりたいと考えています。高校時代、国際的なニュースに関心を持ち、グローバルビジネスの重要性を学びました。貴学国際教養学部では、国際経済学や国際経営学に関する専門知識を学び、将来は多国籍企業で活躍したいと考えています。」

KOSSUN教育ラボの活用

KOSSUN教育ラボは、小論文対策講座や個別指導、面接対策など、総合型選抜に特化した様々なサポートを行っています。

専門の講師があなたの個性や強みを引き出し、合格に向けて徹底的に指導します。

KOSSUN教育ラボのサポート体制

  • 小論文対策講座: 基礎知識の習得から応用力養成まで、段階的に小論文の書き方を学ぶことができます。
  • 個別指導: 自分の課題に合わせて、講師にマンツーマンで指導を受けることができます。
  • 添削指導: 実際に書いた小論文を講師に添削してもらい、改善点を見つけることができます。
  • 面接対策: 面接で聞かれる可能性のある質問を想定し、練習することができます。
  • 出願書類添削: 志望理由書や自己PR文など、出願に必要な書類の添削を受けることができます。
  • 情報提供: 総合型選抜に関する最新情報や大学の情報を手に入れることができます。

KOSSUN教育ラボからのメッセージ

国際教養学部は、グローバル社会で活躍できる人材を育成します。総合型選抜では、あなたの個性や能力、そして大学への熱意を最大限にアピールすることが重要です。

この記事で紹介した内容を参考に、あなたの情熱と可能性を大学に伝え、夢の実現に向けて力強く前進してください。

KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。