デザイン工学部の志望理由の考え方

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

近年、大学受験において総合型選抜(旧AO入試)でデザイン工学部を目指す受験生が増えています。総合型選抜では、学力試験だけでは測れないあなたの個性や能力、そして大学への熱意をアピールすることが重要です。

この記事では、デザイン工学部に特化して、志望理由の考え方と書き方のポイント、そして実際の例文を通して、あなたの合格を強力にサポートします。

総合型選抜とは?

総合型選抜とは、大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に合致する人材を選抜するための入試制度です。

学力試験の点数だけでなく、皆さんの個性や能力、将来の目標などを総合的に評価します。

具体的には、以下の要素を評価の対象とします。

  • 学力:高校の成績や共通テストの点数など
  • 意欲・熱意:志望理由書、面接などでアピール
  • 個性・能力:課外活動、ボランティア活動、資格・検定など
  • 思考力・判断力・表現力:小論文、面接などで評価

総合型選抜は、大学によって選考方法や重視するポイントが異なります。

そのため、志望大学のアドミッション・ポリシーをしっかりと理解し、自分に合った対策を立てることが重要です。

総合型選抜のメリット

総合型選抜には、以下のようなメリットがあります。

  1. 自分の個性や強みをアピールできる

一般選抜では、主に学力試験の点数で合否が決まります。しかし、総合型選抜では、学力だけでなく、個性や強み、将来の目標などをアピールすることができます。

  1. 早い時期に合格が決まる

総合型選抜は、一般選抜よりも早い時期に選考が行われるため、合格が決まれば、精神的な余裕を持って残りの高校生活を送ることができます。

  1. 大学との相性が確認できる

選考過程では、面接や大学見学などを通して、大学について深く知ることができます。

デザイン工学部で学ぶこと

デザイン工学部は、人間中心のデザイン思考と工学的な知識・技術を融合させ、社会の課題を解決し、人々の生活を豊かにする製品・サービス・システムを創造できる人材を育成することを目的としています。

デザイン工学部では、以下のような分野を横断的に学びます。

  • デザイン思考: 人間中心のデザインプロセス、問題解決手法
  • 人間工学: 人間の特性や行動を考慮したデザイン
  • 情報デザイン: 情報の構造化、視覚化、インタラクションデザイン
  • プロダクトデザイン: 製品の企画、設計、開発
  • インタラクションデザイン: 人とコンピュータのインタラクション設計
  • システムデザイン: 複雑なシステムの設計、最適化
  • メディアデザイン: 映像、音響、インタラクティブメディアのデザイン

デザイン工学部で学ぶことで、以下のような力が身につきます。

  • 課題発見・解決能力: 社会や人々のニーズを的確に捉え、創造的な解決策をデザインする力
  • デザイン思考力: 人間中心のデザインプロセスを実践し、ユーザー視点で考える力
  • 工学的な知識・技術: デザインを具現化するための工学的な知識と技術
  • 表現力・コミュニケーション能力: デザインコンセプトを効果的に伝え、多様な関係者と協働する力
  • 創造力・発想力: 新しい価値や体験を生み出す力

デザイン工学部の魅力

デザイン工学部の魅力は、以下の点が挙げられます。

  • 文理融合の学び: デザインと工学という異なる分野を横断的に学ぶことで、幅広い視野と多角的な視点を養うことができます。
  • 実践的な学び: ワークショップ、プロジェクト、インターンシップなどを通して、実践的なデザインプロセスと工学技術を習得できます。
  • 社会とのつながり: 企業や地域社会と連携したプロジェクトが多く、社会実装に近いデザイン開発、研究ができる。
  • 多様なキャリアパス: 卒業後は、プロダクトデザイナー、UI/UXデザイナー、サービスデザイナー、デザインエンジニアなど、多様なキャリアパスが広がっています。

デザイン工学部の志望理由の考え方

デザイン工学部の志望理由を考える際は、以下の3つのポイントを押さえましょう。

  1. なぜデザイン工学部で学びたいのか?
    • あなたの興味・関心と、デザイン工学部の学びがどのように結びつくのかを具体的に説明しましょう。
  2. デザイン工学部で何を学びたいのか?
    • 具体的な研究テーマや学びたい分野を挙げ、入学後の学習計画を具体的に示しましょう。
  3. 将来、デザイン工学部で学んだことをどのように社会に役立てたいのか?
    • 将来のキャリアビジョンと、デザイン工学部での学びがどのように貢献できるかを具体的に述べましょう。

デザイン工学部の志望理由作成のヒント

効果的な志望理由を作成するために、以下のヒントを参考にしてください。

  • 自己分析を徹底的に行う: 自分の強み、弱み、興味・関心を深く理解しましょう。
  • 大学の情報を徹底的に調べる: 大学の理念、教育目標、カリキュラム、研究内容などを詳しく調べましょう。
  • 具体的なエピソードを盛り込む: 自分の経験や実績を具体的に記述することで、説得力が増します。
  • 将来のビジョンを明確にする: デザイン工学部で学んだことを将来どのように社会に役立てたいかを具体的に述べましょう。
  • 大学のアドミッションポリシーとのつながりを意識する: 各大学が求める人物像を把握し、自分の強みとどのように合致するかを説明しましょう。
  • デザインへの情熱を示す: あなたのデザインに対する情熱や、デザインを通して社会をより良くしたいという強い意志を伝えましょう。

デザイン工学部の志望理由例

例1

「私は、人々の生活を豊かにするプロダクトデザイナーになりたいという思いから、貴学デザイン工学部を志望します。高校時代、身の回りの製品のデザインに関心を持ち、デザインの力で人々の生活を快適にできることを学びました。特に、高齢者や障がい者など、多様な人々が使いやすいユニバーサルデザインに興味があり、貴学で人間工学やプロダクトデザインについて深く学びたいと考えています。将来は、人々のニーズに応える革新的な製品をデザインしたいです。」

例2

「私は、情報技術を活用して人々のコミュニケーションを促進するUI/UXデザイナーになりたいという思いから、貴学デザイン工学部を志望します。高校時代、プログラミング学習を通して、情報技術が人々の生活を便利にできることを実感しました。特に、スマートフォンアプリやWebサイトのUI/UXデザインに興味があり、貴学で情報デザインやインタラクションデザインについて深く学びたいと考えています。将来は、誰もが使いやすい情報システムをデザインしたいです。」

例3

「私は、地域社会の課題を解決するサービスデザイナーになりたいという思いから、貴学デザイン工学部を志望します。高校時代、地域ボランティアで高齢者の方々と交流する中で、地域の交通手段の不足や情報格差などの課題を目の当たりにしました。そこで、デザイン思考を活用して地域社会の課題を解決するサービスをデザインしたいと考え、貴学でサービスデザインやシステムデザインについて深く学びたいと考えています。将来は、地域社会の活性化に貢献したいです。」

KOSSUN教育ラボの活用

KOSSUN教育ラボは、小論文対策講座や個別指導、面接対策など、総合型選抜に特化した様々なサポートを行っています。

専門の講師があなたの個性や強みを引き出し、合格に向けて徹底的に指導します。

KOSSUN教育ラボのサポート体制

  • 小論文対策講座: 基礎知識の習得から応用力養成まで、段階的に小論文の書き方を学ぶことができます。
  • 個別指導: 自分の課題に合わせて、講師にマンツーマンで指導を受けることができます。
  • 添削指導: 実際に書いた小論文を講師に添削してもらい、改善点を見つけることができます。
  • 面接対策: 面接で聞かれる可能性のある質問を想定し、練習することができます。
  • 出願書類添削: 志望理由書や自己PR文など、出願に必要な書類の添削を受けることができます。
  • 情報提供: 総合型選抜に関する最新情報や大学の情報を手に入れることができます。

KOSSUN教育ラボからのメッセージ

デザイン工学部の総合型選抜は、あなたの個性と能力を最大限にアピールする絶好の機会です。この記事で紹介した内容を参考に、あなたの情熱と可能性を大学に伝え、夢の実現に向けて力強く前進してください。

KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。

受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。