総合政策学部の総合型選抜で成功を収めるための志望理由とは?
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
大学入試には様々な方法がありますが、近年注目を集めているのが「総合型選抜」です。
総合型選抜は、学力試験だけでは測れない、皆さんの個性や能力、ポテンシャルを多角的に評価する入試制度です。
特に、総合政策学部を志望する皆さんにとって、総合型選抜は大きなチャンスとなります。
なぜなら、総合政策学は、政治、経済、法律、社会、文化など、様々な分野の知識を総合的に活用し、社会の課題を解決するための政策を立案・実行する学問だからです。
総合型選抜では、皆さんの多様な経験や能力、そして社会貢献への熱意をアピールすることができます。
今回は、総合政策学部を志望する皆さんが、総合型選抜で成功を収めるための「志望理由」について詳しく解説していきます。
総合型選抜とは?
総合型選抜とは、大学側が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に合致する人材を選抜するための入試制度です。
従来のペーパーテスト中心の選抜方法とは異なり、
- 学業成績
- 課外活動
- ボランティア活動
- 資格・検定
- 小論文
- 面接
- プレゼンテーション
など、多様な要素を総合的に評価します。
つまり、総合型選抜は、皆さんの個性や才能をアピールする絶好のチャンスなのです!
総合政策学部で学ぶこと
総合政策学部では、社会の様々な課題を解決するための政策立案・実行に必要な知識とスキルを学びます。
具体的には、
- 政治学: 政治の仕組み、政策決定プロセス、国際関係などについて学ぶ。
- 経済学: 経済の仕組み、市場メカニズム、経済政策などについて学ぶ。
- 法律学: 法律の基礎知識、憲法、民法、刑法などについて学ぶ。
- 社会学: 社会の構造、社会問題、社会福祉などについて学ぶ。
- 行政学: 行政組織、公共政策、地方自治などについて学ぶ。
- 情報科学: 情報収集・分析、政策シミュレーション、情報システムの活用などについて学ぶ。
これらの学問分野を総合的に学ぶことで、社会に対する深い理解と、政策立案・実行に必要なスキルを身につけることができます。
総合政策学部で身につく力
総合政策学部で学ぶことで、
- 社会問題に関する専門知識
- 政策立案・実行能力
- 問題解決能力
- 論理的思考力
- コミュニケーション能力
- プレゼンテーション能力
- リーダーシップ
- 国際的な視野
など、政策の専門家として、そして社会人として必要とされる様々な力を身につけることができます。
総合型選抜における志望理由の重要性
総合型選抜では、なぜ総合政策学部で学びたいのか、社会のどのような課題に関心があるのか、将来どのように社会に貢献したいのかを明確に伝えることが非常に重要です。
なぜなら、大学側は、社会貢献への強い意志と、問題解決に積極的に取り組む意欲を持った学生を求めているからです。
志望理由書や面接を通して、皆さんの熱意を伝えていきましょう。
総合政策学部の志望理由を作成するポイント
総合政策学部の志望理由を作成する際には、以下のポイントを意識しましょう。
- 総合政策学に興味を持ったきっかけを具体的に書く
- 漠然と「社会問題に関心があります」と書くのではなく、なぜ総合政策学に興味を持ったのか、具体的なエピソードを交えて書きましょう。
- 例えば、「地域社会の課題を解決したい」「貧困問題に関心がある」「国際協力に興味がある」など。
- 総合政策学部で何を学びたいのか、将来どのように活かしたいのかを書く
- 総合政策学部で学びたい分野、興味のあるテーマなどを具体的に書きましょう。
- 将来、どのような仕事に就きたいのか、どのような形で社会に貢献したいのか、自分のキャリアプランと関連付けて書きましょう。
- 例えば、「公務員」「政策コンサルタント」「NPO職員」「国際機関職員」など。
- 大学でどのように学びたいのか、大学生活でどのような活動に取り組みたいのかを書く
- 大学の講義や演習、実習で積極的に学びたいという意欲を示しましょう。
- 大学生活で参加したい研究活動やボランティア活動、インターンシップなどがあれば、具体的に書きましょう。
- 大学の特色やカリキュラムを理解した上で、その大学で学びたい理由を書きましょう。
- 自分の経験や能力と関連付けて書く
- 総合政策学を学ぶ上で役立つと思う、自分の経験や能力を具体的に書きましょう。
- 例えば、「リーダーシップがある」「コミュニケーション能力が高い」「問題解決能力がある」「情報収集能力が高い」など。
- 具体的な内容を盛り込む
- 抽象的な表現ではなく、具体的なエピソードや数字などを盛り込むことで、説得力が増します。
- 例えば、「興味のある社会問題について、具体的な現状や課題を説明する」「将来の夢を実現するために、どのような計画で勉強したいのかを具体的に書く」など。
- 誤字脱字、表現などに注意する
- 誤字脱字や表現の誤りは、熱意が伝わらないだけでなく、マイナスイメージを与えてしまう可能性があります。
- 丁寧に推敲し、完成度の高い志望理由書を作成しましょう。
総合政策学部の志望理由:例文
総合政策学部の志望理由、いざ書こうとすると難しく感じますよね。
でも、心配はいりません!多くの受験生が同じように感じています。
皆さんの志望理由を考えるヒントになるように、いくつか例を挙げてみましょう。
例1:地域格差を解消したい
私が総合政策学部を志望したのは、生まれ育った地域の過疎化問題を解決したいという強い思いがあるからです。
私の故郷は、少子高齢化が進み、若い世代の流出によって、地域の活気が失われつつあります。
この問題を解決するためには、雇用創出や地域活性化のための政策が必要だと感じています。
貴学の総合政策学部では、地域政策や公共経済学など、地域活性化に関連する専門知識を深められると伺いました。
また、地域課題解決のためのワークショップや、地域との連携プロジェクトなども積極的に行われているとのこと、ぜひ参加し、実践的なスキルを身につけたいと考えています。
将来は、地域に根差した政策立案者として、地域社会に貢献したいと考えています。
例2:教育格差をなくしたい
私が総合政策学部を志望したのは、教育格差の問題を解決し、すべての子どもたちに平等な教育機会を提供したいという思いがあるからです。
ボランティア活動を通して、経済的な事情や家庭環境によって、教育を受ける機会が限られている子どもたちがいることを知りました。
教育は、個人の成長だけでなく、社会全体の発展にも不可欠です。
貴学の総合政策学部では、教育政策や社会福祉論などを学び、教育格差の現状や課題、そして解決策について深く考察できると感じています。
将来的には、教育政策の専門家として、すべての子どもたちが 持つ潜在能力を最大限に発揮できる社会の実現に貢献したいです。
例3:国際協力で世界に貢献したい
私が総合政策学部を志望したのは、国際協力の分野で活躍し、世界平和に貢献したいという夢があるからです。
世界では、貧困、紛争、環境問題など、様々な課題を抱えています。
これらの課題を解決するためには、国際社会が協力し、効果的な政策を推進していく必要があると感じています。
貴学の総合政策学部では、国際関係論や開発経済学など、国際協力に関連する専門知識を幅広く学べると伺いました。
また、海外大学との 交換プログラムや、国際機関でのインターンシップなどの機会も充実しており、グローバルな視野を育むことができると期待しています。
将来は、国際機関の職員として、世界の平和構築や貧困の撲滅に貢献したいと考えています。
ポイント
- 総合政策学に興味を持ったきっかけ、総合政策学部で学びたいこと、将来の夢などを具体的に書きましょう。
- 自分の経験や能力と関連付けて、総合政策学を学ぶ意欲を伝えましょう。
- 大学の特色やカリキュラムを理解した上で、その大学で学びたい理由を書きましょう。
これらの例を参考に、ぜひ、あなた自身の言葉で志望理由を表現してみてください。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
今回は、総合政策学部を志望する皆さんが、総合型選抜で成功を収めるための「志望理由」について解説しました。
総合政策学部は、社会の様々な課題を解決し、より良い未来を創造するために活躍できる人材を育成する学部です。
総合型選抜を通して、皆さんの熱意を大学に伝え、社会を変革する力となる第一歩を踏み出しましょう!
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。難関大学を中心に、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。