社会学部の総合型選抜で成功を収めるための志望理由とは?

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

大学入試には様々な方法がありますが、近年注目を集めているのが「総合型選抜」です。

総合型選抜は、学力試験だけでは測れない、皆さんの個性や能力、ポテンシャルを多角的に評価する入試制度です。

特に、社会学部を志望する皆さんにとって、総合型選抜は大きなチャンスとなります。

なぜなら、社会学は、人間社会の構造や変化、文化、人間関係などを多角的に分析し、社会問題の解決やより良い社会の構築に貢献するための学問だからです。

総合型選抜では、皆さんの社会に対する関心、問題意識、そして探究心、コミュニケーション能力などをアピールすることができます。

今回は、社会学部を志望する皆さんが、総合型選抜で成功を収めるための「志望理由」について詳しく解説していきます。

総合型選抜とは?

総合型選抜とは、大学側が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に合致する人材を選抜するための入試制度です。

従来のペーパーテスト中心の選抜方法とは異なり、

  • 学業成績
  • 課外活動
  • ボランティア活動
  • 資格・検定
  • 小論文
  • 面接
  • プレゼンテーション

など、多様な要素を総合的に評価します。

つまり、総合型選抜は、皆さんの個性や才能をアピールする絶好のチャンスなのです!

社会学部で学ぶこと

社会学部では、人間社会を様々な視点から分析し、理解を深めるための幅広い学問を学びます。

具体的には、

  • 社会学: 社会の構造、集団行動、社会問題、社会変動などについて学ぶ。
  • 社会心理学: 人間の心理、行動、対人関係、集団における心理などについて学ぶ。
  • 文化人類学: 文化、風習、価値観、宗教など、人間の文化的多様性について学ぶ。
  • メディア論: マスメディア、ソーシャルメディア、情報社会などについて学ぶ。
  • ジェンダー論: 性別、ジェンダー、セクシュアリティなどについて学ぶ。
  • 都市社会学: 都市における社会問題、都市計画、コミュニティなどについて学ぶ。
  • 家族社会学: 家族、結婚、親子関係、少子化問題などについて学ぶ。
  • 犯罪社会学: 犯罪、 deviance 、社会 control などについて学ぶ。

社会学部で身につく力

社会学部で学ぶことで、

  • 社会に対する深い理解
  • 論理的思考力
  • 批判的思考力
  • 問題解決能力
  • コミュニケーション能力
  • 情報収集・分析能力
  • 調査・研究能力

など、社会の様々な分野で活躍するために必要とされる力を身につけることができます

総合型選抜における志望理由の重要性

総合型選抜では、なぜ社会学部で学びたいのか社会のどのような問題に関心があるのか将来どのように社会に貢献したいのかを明確に伝えることが非常に重要です。

なぜなら、大学側は、社会に対する関心や問題意識、そして探究心やコミュニケーション能力を持った学生を求めているからです。

志望理由書や面接を通して、皆さんの熱意を伝えていきましょう。

社会学部の志望理由を作成するポイント

社会学部の志望理由を作成する際には、以下のポイントを意識しましょう。

  1. 社会学に興味を持ったきっかけを具体的に書く
    • 漠然と「社会問題に関心があります」と書くのではなく、なぜ社会学に興味を持ったのか、具体的なエピソードを交えて書きましょう。
    • 例えば、「ある社会問題について深く知りたいと思った」「社会学に関する本を読んで」「社会活動に参加して」など。
  2. 社会学部で何を学びたいのか、将来どのように活かしたいのかを書く
    • 社会学部で学びたい分野、興味のあるテーマなどを具体的に書きましょう。
    • 将来、どのような仕事に就きたいのか、どのような形で社会に貢献したいのか、自分のキャリアプランと関連付けて書きましょう。
    • 例えば、「社会福祉士」「ジャーナリスト」「NPO職員」「公務員」「企業の人事担当」など。
  3. 大学でどのように学びたいのか、大学生活でどのような活動に取り組みたいのかを書く
    • 大学の講義や演習、ゼミで積極的に学びたいという意欲を示しましょう。
    • 大学生活で参加したいサークル活動やボランティア活動、インターンシップなどがあれば、具体的に書きましょう。
    • 大学の特色やカリキュラムを理解した上で、その大学で学びたい理由を書きましょう。
  4. 自分の経験や能力と関連付けて書く
    • 社会学を学ぶ上で役立つと思う、自分の経験や能力を具体的に書きましょう。
    • 例えば、「コミュニケーション能力が高い」「人の話を聞くのが好き」「客観的に物事を分析できる」「社会問題に関心がある」など。
  5. 具体的な内容を盛り込む
    • 抽象的な表現ではなく、具体的なエピソードや数字などを盛り込むことで、説得力が増します。
    • 例えば、「興味のある社会問題について、具体的な現状や課題を説明する」「将来の夢を実現するために、どのような計画で勉強したいのかを具体的に書く」など。
  6. 誤字脱字、表現などに注意する
    • 誤字脱字や表現の誤りは、熱意が伝わらないだけでなく、マイナスイメージを与えてしまう可能性があります。
    • 丁寧に推敲し、完成度の高い志望理由書を作成しましょう。

社会学部の志望理由:例文

例1:格差問題を解決したい

私が社会学部を志望したのは、現代社会における格差問題を解決したいという強い思いがあるからです。

ニュースなどで、貧困や教育格差、ジェンダー格差といった様々な格差問題が取り上げられるのを見るたびに、強い憤りを感じてきました。

特に、生まれた環境によって人生の選択肢が制限されてしまう現状に疑問を抱き、社会構造や格差のメカニズムについて深く学びたいと考えるようになりました。

貴学の社会学部では、社会階層論や貧困問題、社会福祉など、格差問題に関連する多様な講義が提供されていると伺っています。

そこで得た知識や分析力を活かして、格差問題の解決に貢献できるような政策立案や社会福祉の仕事に携わりたいと考えています。

例2:メディアの影響力を研究したい

私が社会学部を志望したのは、マスメディアやソーシャルメディアが社会に与える影響について研究したいという興味があるからです。

インターネットやスマートフォンの普及により、情報が瞬時に世界中に拡散される現代社会において、メディアの影響力はますます大きくなっています。

メディアが人々の行動や意識、社会全体の価値観にどのような影響を与えるのか、そのメカニズムを解明したいと考えています。

貴学の社会学部では、メディア論や情報社会論などの専門的な講義を通して、メディアの影響力について多角的に学ぶことができると伺っています。

将来的には、メディアリテラシー教育や情報発信を通して、人々がメディアと健全に関わることができる社会の実現に貢献したいと考えています。

例3:地域社会に貢献したい

私が社会学部を志望したのは、地域社会の活性化に貢献したいという思いがあるからです。

私の住む地域は、少子高齢化や人口減少が深刻化しており、地域の活気が失われつつあります。

地域住民が抱える課題やニーズを把握し、地域活性化のための活動を企画・運営することで、地域社会に貢献したいと考えています。

貴学の社会学部では、地域社会学やコミュニティ論などの講義を通して、地域社会の現状や課題、活性化のための方法論を学ぶことができると伺っています。

また、地域連携プロジェクトやフィールドワークなど、地域社会に直接関わる活動も積極的に行われているとのこと、ぜひ参加し、実践的なスキルを身につけたいと考えています。

ポイント

  • 社会学に興味を持ったきっかけ、社会学部で学びたいこと、将来の夢などを具体的に書きましょう。
  • 自分の経験や能力と関連付けて、社会学を学ぶ意欲を伝えましょう。
  • 大学の特色やカリキュラムを理解した上で、その大学で学びたい理由を書きましょう。

これらの例を参考に、ぜひ、あなた自身の言葉で志望理由を表現してみてください。

KOSSUN教育ラボからのメッセージ

今回は、社会学部を志望する皆さんが、総合型選抜で成功を収めるための「志望理由」について解説しました。

社会学部は、人間社会の謎を解き明かし、より良い社会を創造するために活躍できる人材を育成する学部です。

総合型選抜を通して、皆さんの熱意を大学に伝え、社会学の世界へ飛び込みましょう!

KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。

受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。