探究学習の「問い」とは?
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
今回は、「問い」に焦点を当て、良い問いを見つけるためのポイントや問いを深める方法について解説していきます。
良い「問い」を見つけるポイント
良い問いとは、探究学習を深め、新たな発見や学びに繋がる問いです。
以下のポイントを意識することで、より良い問いを立てることができます。
- 具体的な問い:
漠然とした問いではなく、具体的な問いを立てましょう。
例えば、「環境問題について」という問いよりも、「地球温暖化は私たちの生活にどのような影響を与えるのか?」という問いの方が具体的で、探究の方向性が明確になります。
- 探究可能な問い:
答えが一つに決まっている問いではなく、探究する余地のある問いを立てましょう。
例えば、「日本の首都はどこですか?」という問いは、答えが一つに決まっています。一方、「東京が日本の首都になったのはなぜだろう?」という問いは、歴史的背景や地理的条件など、様々な視点から探究することができます。
- 興味関心のある問い:
自分が「知りたい!」「調べたい!」と心から思う問いを立てましょう。
興味関心のある問いであれば、探究活動にも熱中でき、より深い学びに繋がるでしょう。
- 複数視点を持つ問い:
一つの事柄に対して、多角的な視点から問いを立てるようにしましょう。
例えば、「少子化問題」をテーマにするなら、「経済的な視点」「社会的な視点」「文化的な視点」など、様々な視点から問いを立てることができます。
問いを深める方法
良い問いを立てた後は、その問いをさらに深めていくことが重要です。
以下の方法を試してみましょう。
- 「なぜ?」を繰り返す:
問いに対して、「なぜ?」と自問自答を繰り返すことで、問いの本質に迫ることができます。
例えば、「なぜ地球温暖化は起こるのか?」という問いに対して、「なぜ二酸化炭素が増えると気温が上がるのか?」「なぜ人間は二酸化炭素を排出するのか?」と問いを重ねることで、より深い理解に繋がります。
- 関連する情報を調べる:
問いに関する書籍や論文、インターネット記事などを調べることで、新たな視点や情報を得ることができます。
得られた情報をもとに、問いをさらに深掘りしたり、新たな問いを立てたりすることができます。
- 人に話を聞く:
専門家や先生、友達などに問いについて意見を聞くことで、新たな視点や考え方に触れることができます。
異なる意見や考え方を参考に、自分の問いを再検討したり、新たな問いを立てたりすることができます。
総合型選抜における「問い」
総合型選抜では、探究学習を通して得られた成果や学びを評価します。
志望理由書や活動報告書、面接などで、探究テーマと問い、そして探究のプロセスや成果を具体的に説明することで、あなたの主体性や探究心、問題解決能力を効果的にアピールすることができます。
特に、「問い」の部分では、なぜその問いを立てたのか、どのように問いを深めていったのかを具体的に説明することで、あなたの思考力や探究心をアピールすることができます。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
探究学習において、「問い」は羅針盤のような役割を果たします。
良い問いを立て、それを深めていくことで、探究学習はより有意義なものとなり、新たな発見や学びに繋がります。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。難関大学を中心に、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。