
情報数理学部における志望理由の考え方と書き方
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
今回は、情報数理学部への進学を検討している受験生とその保護者の皆様に向けて、総合型選抜における志望理由の考え方と書き方について解説します。
総合型選抜とは?
総合型選抜とは、大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に合致する人材を選抜するための入試制度です。
学力試験の点数だけでなく、皆さんの個性や能力、将来の目標などを総合的に評価します。
具体的には、以下の要素を評価の対象とします。
- 学力:高校の成績や共通テストの点数など
- 意欲・熱意:志望理由書、面接などでアピール
- 個性・能力:課外活動、ボランティア活動、資格・検定など
- 思考力・判断力・表現力:小論文、面接などで評価
総合型選抜は、大学によって選考方法や重視するポイントが異なります。
そのため、志望大学のアドミッション・ポリシーをしっかりと理解し、自分に合った対策を立てることが重要です。
総合型選抜のメリット
総合型選抜には、以下のようなメリットがあります。
- 自分の個性や強みをアピールできる
一般選抜では、主に学力試験の点数で合否が決まります。しかし、総合型選抜では、学力だけでなく、個性や強み、将来の目標などをアピールすることができます。
- 早い時期に合格が決まる
総合型選抜は、一般選抜よりも早い時期に選考が行われるため、合格が決まれば、精神的な余裕を持って残りの高校生活を送ることができます。
- 大学との相性が確認できる
選考過程では、面接や大学見学などを通して、大学について深く知ることができます。
情報数理学部で学ぶこと
情報数理学部で学ぶことで、以下のような知識とスキルを身につけることができます。
- 高度な数理的知識: 微積分、線形代数、確率統計などの数学の基礎知識に加え、情報理論、アルゴリズム理論、最適化理論など、情報科学に必要な数理的知識を習得します。
- 情報技術に関する専門知識: プログラミング、データ構造、データベース、機械学習など、情報技術に関する幅広い専門知識を習得します。
- 問題解決能力: 複雑な問題を数理モデルで表現し、情報技術を活用して解決する能力を養います。
- 論理的思考力: 数学的な厳密な論理と情報科学的な創造的な発想を組み合わせ、論理的に思考し、問題を解決する力を身につけます。
- データ分析能力: 大量のデータを解析し、有用な情報を抽出する能力を養います。
- 創造力: 数学と情報科学の知識を融合し、新しい理論や技術、サービスを創造する力を養います。
これらの能力は、情報社会において活躍するために不可欠なものであり、情報数理学部で学ぶことで、将来の可能性を大きく広げることができます。
情報数理学部の魅力
情報数理学部は、数学と情報科学を融合し、現代社会の複雑な問題を解決するための理論と技術を学ぶ学部です。
ビッグデータ解析、人工知能、金融工学、暗号理論など、高度な数理モデルと情報技術を駆使して、社会の様々な課題に挑戦できる人材を育成します。
情報数理学部では、数学の厳密な論理と情報科学の創造的な発想を組み合わせることで、新しい価値を生み出す力を養います。
論理的思考力、問題解決能力、データ分析能力など、現代社会で求められる高度なスキルを身につけることができます。
情報数理学部の志望理由の考え方
総合型選抜では、志望理由書や面接を通じて、大学が求める学生像と受験生の能力や適性がマッチしているかどうかが評価されます。情報数理学部の志望理由を考える際には、以下の3つのポイントを押さえることが重要です。
- なぜ情報数理学部を志望するのか? 情報数理学部で何を学びたいのか、将来どのような分野で活躍したいのかなど、具体的な目標や興味関心を明確にしましょう。
- なぜその大学の情報数理学部を志望するのか? その大学の情報数理学部の教育内容や研究テーマ、教授陣などに魅力を感じた点を具体的に述べましょう。
- 入学後にどのように学び、貢献したいか? 大学で得た知識や経験を活かして、将来社会にどのように貢献したいかを具体的に述べましょう。
これらのポイントを意識することで、大学側にあなたの熱意や能力を効果的に伝えることができます。
情報数理学部の志望理由作成のヒント
情報数理学部の志望理由を考える上で、以下のヒントを参考にしてみてください。
- 数学や情報科学に関するニュースや記事を読む: 最新の研究動向や社会への影響について理解を深めましょう。
- 情報数理学部のオープンキャンパスや説明会に参加する: 大学の教育内容や研究テーマ、教授陣について直接情報を収集しましょう。
- 情報数理学部の卒業生や在学生に話を聞く: 情報数理学部の学びやキャリアについて、具体的なイメージを持ちましょう。
- 自分の興味関心や得意分野を振り返る: 数学や情報科学のどのような分野に興味があるのか、どのような問題を解決したいのかなど、自分の興味関心や得意分野を明確にしましょう。
- 関連する書籍や論文を読む: 情報数理学に関する専門的な知識を深め、自分の研究テーマや興味関心を具体化しましょう。
これらのヒントを参考に、自分自身の経験や考えを具体的に盛り込んだ志望理由を作成しましょう。
情報数理学部の志望理由例
例1
「私は、数学と情報科学を融合し、医療分野に貢献したいと考えています。貴学の情報数理学部では、ビッグデータ解析や人工知能などの高度な技術を用いて、病気の早期発見や個別化医療の実現を目指す研究が行われていると伺いました。入学後は、これらの知識と技術を習得し、医療の発展に貢献したいと考えています。」
例2
「私は、金融工学に興味があり、情報数理の知識を活かして、金融市場の安定化に貢献したいと考えています。貴学の情報数理学部では、金融工学に関する専門的な教育と研究が行われていると伺いました。入学後は、リスク管理や資産運用などの分野を深く学び、金融市場の発展に貢献したいと考えています。」
例3
「私は、情報セキュリティに興味があり、情報数理の知識を活かして、サイバー攻撃から社会を守りたいと考えています。貴学の情報数理学部では、暗号理論や情報セキュリティに関する最先端の研究が行われていると伺いました。入学後は、これらの知識と技術を習得し、安全な情報社会の実現に貢献したいと考えています。」
KOSSUN教育ラボの活用
KOSSUN教育ラボは、小論文対策講座や個別指導、面接対策など、総合型選抜に特化した様々なサポートを行っています。
専門の講師があなたの個性や強みを引き出し、合格に向けて徹底的に指導します。
KOSSUN教育ラボのサポート体制
- 小論文対策講座: 基礎知識の習得から応用力養成まで、段階的に小論文の書き方を学ぶことができます。
- 個別指導: 自分の課題に合わせて、講師にマンツーマンで指導を受けることができます。
- 添削指導: 実際に書いた小論文を講師に添削してもらい、改善点を見つけることができます。
- 面接対策: 面接で聞かれる可能性のある質問を想定し、練習することができます。
- 出願書類添削: 志望理由書や自己PR文など、出願に必要な書類の添削を受けることができます。
- 情報提供: 総合型選抜に関する最新情報や大学の情報を手に入れることができます。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
情報数理学部の総合型選抜は、あなたの熱意や能力を大学にアピールする絶好の機会です。
今回紹介した志望理由の考え方や例文を参考に、自分自身の言葉で、情報数理学部で学びたいこと、将来の目標、そして大学への貢献意欲を具体的に示しましょう。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。難関大学を中心に、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。