国際学部の総合型選抜で成功を収めるための志望理由とは?
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
大学入試には様々な方法がありますが、近年注目を集めているのが「総合型選抜」です。
総合型選抜は、学力試験だけでは測れない、皆さんの個性や能力、ポテンシャルを多角的に評価する入試制度です。
特に、国際学部を志望する皆さんにとって、総合型選抜は大きなチャンスとなります。
なぜなら、国際学部は、語学力はもちろんのこと、国際的な教養、コミュニケーション能力、問題解決能力、リーダーシップなど、多様な能力を育むことを目的とした学部だからです。
総合型選抜では、皆さんの国際的な視野、異文化理解力、そして国際社会への貢献意欲をアピールすることができます。
今回は、国際学部を志望する皆さんが、総合型選抜で成功を収めるための「志望理由」について詳しく解説していきます。
総合型選抜とは?
総合型選抜とは、大学側が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に合致する人材を選抜するための入試制度です。
従来のペーパーテスト中心の選抜方法とは異なり、
- 学業成績
- 課外活動
- ボランティア活動
- 資格・検定
- 小論文
- 面接
- プレゼンテーション
など、多様な要素を総合的に評価します。
つまり、総合型選抜は、皆さんの個性や才能をアピールする絶好のチャンスなのです!
国際学部で学ぶこと
国際学部では、国際社会で活躍するために必要な幅広い知識とスキルを学びます。
具体的には、
- 国際関係論: 国際政治、国際経済、国際法、国際協力など、国際社会の様々な問題について学ぶ。
- 地域研究: 特定の地域(アジア、ヨーロッパ、アフリカなど)の歴史、文化、政治、経済、社会などについて深く学ぶ。
- 異文化理解: 異なる文化を持つ人々とのコミュニケーション、異文化適応、多文化共生などについて学ぶ。
- 外国語: 英語はもちろんのこと、第二外国語として、中国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語など、様々な言語を学ぶ。
- 経済学: 国際経済、開発経済、金融など、経済学の基礎知識を学ぶ。
- 政治学: 国際政治、比較政治、政治思想など、政治学の基礎知識を学ぶ。
- 法学: 国際法、人権法、環境法など、法学の基礎知識を学ぶ。
国際学部で身につく力
国際学部で学ぶことで、
- 国際的な視野
- 異文化理解力
- コミュニケーション能力
- 語学力
- 問題解決能力
- 論理的思考力
- リーダーシップ
- プレゼンテーション能力
など、国際社会で活躍するために必要とされる様々な力を身につけることができます。
総合型選抜における志望理由の重要性
総合型選抜では、なぜ国際学部で学びたいのか、国際社会のどのような問題に関心があるのか、将来どのように国際社会で活躍したいのかを明確に伝えることが非常に重要です。
なぜなら、大学側は、国際的な視野、異文化理解力、そして国際社会への貢献意欲を持った学生を求めているからです。
志望理由書や面接を通して、皆さんの熱意を伝えていきましょう。
国際学部の志望理由を作成するポイント
国際学部の志望理由を作成する際には、以下のポイントを意識しましょう。
- 国際学部に興味を持ったきっかけを具体的に書く
- 漠然と「国際的な仕事に就きたい」と書くのではなく、なぜ国際学部に興味を持ったのか、具体的なエピソードを交えて書きましょう。
- 例えば、「海外旅行で異文化に触れた経験」「国際問題に関するニュースを見て」「国際交流イベントに参加して」など。
- 国際学部で何を学びたいのか、将来どのように活かしたいのかを書く
- 国際学部で学びたい分野、興味のある地域・テーマなどを具体的に書きましょう。
- 将来、どのような仕事に就きたいのか、どのような形で国際社会で活躍したいのか、自分のキャリアプランと関連付けて書きましょう。
- 例えば、「国際機関職員」「外交官」「NGO職員」「国際的なビジネスパーソン」「ジャーナリスト」など。
- 大学でどのように学びたいのか、大学生活でどのような活動に取り組みたいのかを書く
- 大学の講義や演習、留学プログラムなどで積極的に学びたいという意欲を示しましょう。
- 大学生活で参加したいサークル活動やボランティア活動などがあれば、具体的に書きましょう。
- 大学の特色やカリキュラムを理解した上で、その大学で学びたい理由を書きましょう。
- 自分の経験や能力と関連付けて書く
- 国際学部で学ぶ上で役立つと思う、自分の経験や能力を具体的に書きましょう。
- 例えば、「語学力」「コミュニケーション能力」「異文化理解力」「リーダーシップ」「問題解決能力」など。
- 具体的な内容を盛り込む
- 抽象的な表現ではなく、具体的なエピソードや数字などを盛り込むことで、説得力が増します。
- 例えば、「興味のある国際問題について、具体的な現状や課題を説明する」「将来の夢を実現するために、どのような計画で勉強したいのかを具体的に書く」など。
- 誤字脱字、表現などに注意する
- 誤字脱字や表現の誤りは、熱意が伝わらないだけでなく、マイナスイメージを与えてしまう可能性があります。
- 丁寧に推敲し、完成度の高い志望理由書を作成しましょう。
国際学部の志望理由:例文
例1:多文化共生社会を実現するために
私が国際学部を志望したのは、異なる文化背景を持つ人々が互いに理解し合い、共に生きる多文化共生社会を実現したいという強い思いがあるからです。
幼い頃から、海外の文化や歴史に興味があり、様々な国の書籍を読んだり、映画を見たりしてきました。
高校時代には、国際交流イベントに参加し、海外からの留学生と交流する中で、文化や価値観の違いを肌で感じ、多様性への理解を深めました。
貴学の国際学部では、異文化理解や国際協力に関する専門的な知識を深め、多文化共生社会の実現に貢献できる人材育成に力を入れていると伺っています。
多様な文化を受け入れることのできる、global な視野を持つ人材へと成長し、国際社会に貢献したいと考えています。
例2:国際的なビジネスで活躍するために
私が国際学部を志望したのは、将来、国際的なビジネスの場で活躍したいという夢があるからです。
グローバル化が加速する現代において、企業は、国境を越えてビジネスを展開していくことが求められています。
私も、国際的なビジネスの場で、自分の語学力やコミュニケーション能力を活かして、企業の海外進出や国際的な取引に貢献したいと考えています。
貴学の国際学部では、国際経済や国際経営など、国際ビジネスに必要な専門知識を学ぶことができると伺っています。
また、海外インターンシッププログラムや留学制度 など、実践的な経験を積むことができる機会も充実しており、国際的なビジネス感覚を磨く上で最適な環境だと感じています。
例3:国際機関で世界平和に貢献するために
私が国際学部を志望したのは、国際機関で働き、世界平和の実現に貢献したいという強い思いがあるからです。
世界では、紛争や貧困 、環境問題など、様々な課題が山積しています。
これらの課題を解決し、平和な世界を実現するためには、国際社会が協力し、共に問題を解決していく必要があると考えています。
貴学の国際学部では、国際関係論や国際法、平和構築論など、国際社会の現状や課題を深く理解するための科目が充実していると伺っています。
また、模擬国連 などの課外活動も盛んに行われており、国際的な交渉や問題解決能力を磨くことができると期待しています。
将来的には、国連などの国際機関で働き、世界平和の実現に貢献したいと考えています。
ポイント
- 国際学部に興味を持ったきっかけ、国際学部で学びたいこと、将来の夢などを具体的に書きましょう。
- 自分の経験や能力と関連付けて、国際学を学ぶ意欲を伝えましょう。
- 大学の特色やカリキュラムを理解した上で、その大学で学びたい理由を書きましょう。
これらの例を参考に、ぜひ、あなた自身の言葉で志望理由を表現してみてください。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
今回は、国際学部を志望する皆さんが、総合型選抜で成功を収めるための「志望理由」について解説しました。
国際学部は、グローバル社会で活躍するために必要な知識・能力を身につけ、将来の可能性を広げることができる学部です。
総合型選抜を通して、皆さんの熱意を大学に伝え、世界を舞台に活躍する夢を叶えましょう!
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。難関大学を中心に、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。