外国語学部の総合型選抜で成功を収めるための志望理由とは?
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
大学入試には様々な方法がありますが、近年注目を集めているのが「総合型選抜」です。
総合型選抜は、学力試験だけでは測れない、皆さんの個性や能力、ポテンシャルを多角的に評価する入試制度です。
特に、外国語学部を志望する皆さんにとって、総合型選抜は大きなチャンスとなります。
なぜなら、外国語学部は、語学力はもちろんのこと、異文化理解力、コミュニケーション能力、国際的な視野など、多様な能力を育むことを目的とした学部だからです。
総合型選抜では、皆さんの語学力、異文化への関心、そして国際社会で活躍したいという熱意をアピールすることができます。
今回は、外国語学部を志望する皆さんが、総合型選抜で成功を収めるための「志望理由」について詳しく解説していきます。
総合型選抜とは?
総合型選抜とは、大学側が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に合致する人材を選抜するための入試制度です。
従来のペーパーテスト中心の選抜方法とは異なり、
- 学業成績
- 課外活動
- ボランティア活動
- 資格・検定
- 小論文
- 面接
- プレゼンテーション
など、多様な要素を総合的に評価します。
つまり、総合型選抜は、皆さんの個性や才能をアピールする絶好のチャンスなのです!
外国語学部で学ぶこと
外国語学部では、外国語の習得はもちろんのこと、その言語圏の文化や歴史、社会についても深く学びます。
具体的には、
- 外国語: 英語、フランス語、ドイツ語、中国語、スペイン語など、様々な言語の運用能力を磨く。
- 文学: 各言語圏の文学作品を読み解き、文化や歴史背景への理解を深める。
- 言語学: 言語の構造、発音、文法、意味など、言語そのものを科学的に分析する。
- 文化人類学: 各言語圏の文化、社会、風習、価値観などを研究する。
- 地域研究: 特定の地域の歴史、政治、経済、社会などについて深く学ぶ。
- 通訳・翻訳: 外国語と母語を相互に翻訳する技術を習得する。
外国語学部で身につく力
外国語学部で学ぶことで、
- 高度な外国語運用能力
- 異文化理解力
- コミュニケーション能力
- 論理的思考力
- 批判的思考力
- 国際的な視野
- 問題解決能力
など、国際社会で活躍するために必要とされる様々な力を身につけることができます。
総合型選抜における志望理由の重要性
総合型選抜では、なぜ外国語学部で学びたいのか、どのような言語や文化に興味があるのか、将来どのように国際社会で活躍したいのかを明確に伝えることが非常に重要です。
なぜなら、大学側は、語学力だけでなく、異文化への関心や国際社会への貢献意欲を持った学生を求めているからです。
志望理由書や面接を通して、皆さんの熱意を伝えていきましょう。
外国語学部の志望理由を作成するポイント
外国語学部の志望理由を作成する際には、以下のポイントを意識しましょう。
- 外国語に興味を持ったきっかけを具体的に書く
- 漠然と「外国語が好きだから」と書くのではなく、なぜ外国語に興味を持ったのか、具体的なエピソードを交えて書きましょう。
- 例えば、「海外旅行で外国の人とコミュニケーションを取るのが楽しかった」「外国語の歌や映画に感動した」「外国の文化や歴史に興味を持った」など。
- 外国語学部で何を学びたいのか、将来どのように活かしたいのかを書く
- 外国語学部で学びたい言語、興味のある文化・地域などを具体的に書きましょう。
- 将来、どのような仕事に就きたいのか、どのような形で国際社会で活躍したいのか、自分のキャリアプランと関連付けて書きましょう。
- 例えば、「通訳者」「翻訳者」「国際的なビジネスパーソン」「外交官」「国際協力の専門家」など。
- 大学でどのように学びたいのか、大学生活でどのような活動に取り組みたいのかを書く
- 大学の講義や演習、留学プログラムなどで積極的に学びたいという意欲を示しましょう。
- 大学生活で参加したいサークル活動やボランティア活動などがあれば、具体的に書きましょう。
- 大学の特色やカリキュラムを理解した上で、その大学で学びたい理由を書きましょう。
- 自分の経験や能力と関連付けて書く
- 外国語学習で役立つと思う、自分の経験や能力を具体的に書きましょう。
- 例えば、「コミュニケーション能力が高い」「積極的に行動できる」「異文化理解力がある」「継続力がある」など。
- 具体的な内容を盛り込む
- 抽象的な表現ではなく、具体的なエピソードや数字などを盛り込むことで、説得力が増します。
- 例えば、「興味のある言語や文化について、具体的な作品や出来事を説明する」「将来の夢を実現するために、どのような計画で勉強したいのかを具体的に書く」など。
- 誤字脱字、表現などに注意する
- 誤字脱字や表現の誤りは、熱意が伝わらないだけでなく、マイナスイメージを与えてしまう可能性があります。
- 丁寧に推敲し、完成度の高い志望理由書を作成しましょう。
外国語学部の志望理由:例文
外国語学部の志望理由、いざ書こうとすると難しく感じますよね。
でも、心配はいりません!多くの受験生が同じように感じています。
皆さんの志望理由を考えるヒントになるように、いくつか例を挙げてみましょう。
例1:海外旅行での経験から
私が外国語学部を志望したのは、高校時代に家族で行ったヨーロッパ旅行がきっかけです。
言葉が通じないもどかしさを感じながらも、身振り手振りで現地の 人々とコミュニケーションを図り、異文化に触れる喜びを知りました。
特に、フランスの文化や歴史に興味を持ち、フランス語を流暢に話せるようになりたいという強い思いが芽生えました。
貴学の外国語学部では、ネイティブの先生からフランス語を学び、フランス文学や文化について深く学べると伺っています。
将来的には、フランス語の知識を活かして、日本とフランスの架け橋となるような仕事に就きたいと考えています。
例2:国際的な仕事に就きたいという夢から
私が外国語学部を志望したのは、将来、国際的な舞台で活躍したいという夢があるからです。
幼い頃から、ニュースで世界の出来事を見るたびに、国際社会で活躍する人々に憧れていました。
世界で起こっていることを自分の目で確かめ、様々な国の人々と協力して、国際社会に貢献したいと考えています。
貴学の外国語学部では、英語はもちろんのこと、第二外国語として中国語も学ぶことができ、国際的な視野を広げることができると期待しています。
また、海外留学制度や国際交流プログラムも充実しており、異文化理解を深める上で最適な環境だと感じています。
例3:翻訳者になりたいという目標から
私が外国語学部を志望したのは、翻訳者として、言葉の壁を越えて人々をつなぎたいという目標があるからです。
小説を読むことが好きで、海外文学作品を原語で読みたいという思いから、英語学習に励んできました。
翻訳を通して、異なる文化圏の人々に、感動や喜びを届けたいと考えています。
貴学の外国語学部では、翻訳演習や通訳の授業があり、実践的なスキルを磨くことができると伺っています。
また、文学作品だけでなく、様々な分野の翻訳を学ぶことで、将来の選択肢を広げたいと考えています。
ポイント
- 外国語に興味を持ったきっかけ、外国語学部で学びたいこと、将来の夢などを具体的に書きましょう。
- 自分の経験や能力と関連付けて、外国語を学ぶ意欲を伝えましょう。
- 大学の特色やカリキュラムを理解した上で、その大学で学びたい理由を書きましょう。
これらの例を参考に、ぜひ、あなた自身の言葉で志望理由を表現してみてください。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
今回は、外国語学部を志望する皆さんが、総合型選抜で成功を収めるための「志望理由」について解説しました。
外国語学部は、グローバル社会で活躍するために必要な知識・能力を身につけ、将来の可能性を広げることができる学部です。
総合型選抜を通して、皆さんの熱意を大学に伝え、世界の扉を開く鍵を手に入れましょう!
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。難関大学を中心に、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。