
- 1. 話し言葉と書き言葉の違いと使い分け
- 1.1. なぜ話し言葉と書き言葉を使い分ける必要があるのか?
- 1.2. 1. 総合型選抜とは?
- 1.2.1. 総合型選抜のメリット
- 1.2.2. 総合型選抜の選考方法の例
- 1.3. 2. 話し言葉と書き言葉の違いを理解しよう
- 1.3.1. 話し言葉の特徴
- 1.3.2. 書き言葉の特徴
- 1.4. 3. 話し言葉と書き言葉の主な例
- 1.5. 4. 受験における話し言葉と書き言葉の使い分け
- 1.5.1. 面接・プレゼンテーション
- 1.5.2. 志望理由書・小論文
- 1.6. 総合型選抜における言葉遣いのポイント
- 1.7. KOSSUN教育ラボの活用
- 1.8. KOSSUN教育ラボのサポート体制
- 1.9. KOSSUN教育ラボからのメッセージ
話し言葉と書き言葉の違いと使い分け
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
総合型選抜では、面接や小論文など、多様な表現力が求められます。
普段の会話のように話してしまうと、評価が下がってしまうことも…
そこで今回は、総合型選抜で差をつけるために、話し言葉と書き言葉の違いと使い分けについて解説します。
この記事を読めば、場面に応じた適切な言葉遣いをマスターし、あなたの魅力を最大限にアピールできるようになるでしょう。
ぜひ最後までお読みください。
なぜ話し言葉と書き言葉を使い分ける必要があるのか?
話し言葉と書き言葉は、それぞれ異なる目的と役割を持っています。
話し言葉は、相手とのコミュニケーションを円滑にするために、感情やニュアンスを伝えやすく、親近感を与えることを重視します。
一方、書き言葉は、正確性や客観性を重視し、論理的な思考や知識を伝えるために用いられます。
総合型選抜では、大学の先生や面接官など、目上の人に対して自分の考えや能力を伝える必要があります。
そのため、適切な書き言葉を使い、論理的かつ正確に表現することが求められます。
この記事では、総合型選抜を検討している受験生とその保護者の方々に向けて、総合型選抜の概要と、合否を分ける重要な要素である「話し言葉」と「書き言葉」の違いについて解説します。
1. 総合型選抜とは?
総合型選抜とは、従来の学力試験だけでは測れない、受験生の能力や適性、意欲などを総合的に評価する入試制度です。
大学・学部のアドミッション・ポリシー(求める学生像)に基づき、書類審査、面接、小論文、プレゼンテーションなど、多様な方法で選考が行われます。
総合型選抜のメリット
- 個性や能力をアピールできる: 学力試験だけでは評価されない、あなたの個性や能力を大学にアピールできます。
- 大学とのマッチングを重視: 大学のアドミッション・ポリシーに共感し、大学で学びたい意欲があれば、合格の可能性が高まります。
- 早期に合格が決まる可能性: 一般選抜よりも早い時期に合格が決まるため、残りの高校生活を有効に活用できます。
総合型選抜の選考方法の例
- 書類審査: 志望理由書、活動報告書、自己推薦書など
- 面接: 個別面接、集団面接、プレゼンテーションなど
- 小論文: 課題型小論文、テーマ型小論文など
- プレゼンテーション: 研究発表、自己PRなど
- その他: ワークショップ、グループディスカッション、実技試験など
2. 話し言葉と書き言葉の違いを理解しよう
総合型選抜では、面接やプレゼンテーションでの「話し言葉」と、志望理由書や小論文での「書き言葉」の両方が評価対象となります。それぞれの特徴を理解し、適切に使い分けることが重要です。
話し言葉の特徴
- 口頭で伝達される: 音声や表情、身振り手振りなども含めて情報を伝えます。
- 相手とのコミュニケーションを重視: 相手に理解してもらい、共感を得ることが目的です。
- 文法や語彙に多少の乱れがあっても許容される: 会話の流れやリズムが重視されます。
- 砕けた表現や口語表現が使われる: 親近感や親しみやすさを与える効果があります。
書き言葉の特徴
- 文章で伝達される: 文字のみで情報を伝え、正確性や論理性が求められます。
- 読者への情報伝達を重視: 読者に正確に情報を伝え、理解してもらうことが目的です。
- 文法や語彙の正確性が重視される: 論理的な構成や表現力が求められます。
- 丁寧な表現や文語表現が使われる: 信頼性や知的さを与える効果があります。
3. 話し言葉と書き言葉の主な例
種類 | 例 |
---|---|
話し言葉 | えっと、あの、それで、みたいな、すごく、めっちゃ、~じゃん、~っす、みたいな口癖、砕けた表現、省略した言葉、感動詞や感嘆詞(わあ、すごい!)、身振り手振り、表情など |
書き言葉 | したがって、しかし、そのため、~である、~と考えられる、といった接続詞や論理的な表現、正確な文法、適切な語彙、丁寧な表現、客観的な視点、具体的な根拠、結論を明確に示す構成など |
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4. 受験における話し言葉と書き言葉の使い分け
面接・プレゼンテーション
- 相手に分かりやすく伝えることを意識し、適度に砕けた話し言葉を使う。
- しかし、敬語や丁寧語を適切に使い、礼儀正しい印象を与える。
- 専門用語を使う場合は、相手の理解度に合わせて説明を加える。
- 表情や身振り手振りを活用し、熱意や誠意を伝える。
- 例文:
- 「〇〇大学の△△学部の~という点に魅力を感じました。なぜなら、~と、高校時代の経験を通して感じたからです。」
- 「高校時代に私が最も力を入れて取り組んだことは、~です。この経験から、~ということを学びました。」
- 「入学後は、~の研究に力を入れたいと考えています。将来は、~という形で社会に貢献したいです。」
志望理由書・小論文
- 正確な文法と適切な語彙を使い、論理的な文章を書く。
- 主観的な意見だけでなく、客観的な事実や根拠を示す。
- 結論を明確にし、読者に分かりやすく伝える。
- 例文:
- 「貴学の〇〇学部は、~という理念を掲げており、私の~という目標と合致します。」(貴学:書き言葉、御学:話し言葉)
- 「私は高校時代に~という活動を通して、~という課題を発見しました。貴学で~を学び、この課題解決に貢献したいと考えています。」(貴学:書き言葉、御学:話し言葉)
- 「卒業後は、~の分野で活躍し、~という社会課題の解決に貢献したいと考えています。」
- 「貴校の~という教育方針に魅力を感じ、入学を志望しました。」(貴校:書き言葉、御校:話し言葉)
- 「私は、将来~の分野で社会に貢献したいと考えています。そのため、貴塾で~を学び、志望大学合格を勝ち取りたいです。」(貴塾:書き言葉、御塾:話し言葉)
総合型選抜における言葉遣いのポイント
総合型選抜では、以下のポイントを意識して言葉遣いを使い分けましょう。
- 場面に応じた言葉遣い
- 面接では、丁寧な敬語や謙譲語を使い、相手に敬意を表しましょう。
- 小論文では、客観的で論理的な表現を使い、説得力のある文章を作成しましょう。
- 正確な言葉遣い
- 誤字脱字や文法ミスがないか、提出前に必ず確認しましょう。
- 不安な場合は、学校や塾の先生に添削を依頼するのもおすすめです。
- 専門用語の適切な使用
- 志望学部の専門用語を理解し、適切に使用しましょう。
- ただし、専門用語ばかり使うのではなく、分かりやすい言葉で説明することも大切です。
- 肯定的な言葉遣い
- ネガティブな表現は避け、前向きで意欲的な言葉を使いましょう。
- 自分の強みや経験をアピールする際には、具体的なエピソードを交えましょう。
- 相手の立場に立った言葉遣い
- 一方的に話すのではなく、相手の反応を見ながら話しましょう。
- 質問の意図を理解し、的確に答えることを心がけましょう。
KOSSUN教育ラボの活用
KOSSUN教育ラボは、小論文対策講座や個別指導、面接対策など、総合型選抜に特化した様々なサポートを行っています。
専門の講師があなたの個性や強みを引き出し、合格に向けて徹底的に指導します。
KOSSUN教育ラボのサポート体制
- 小論文対策講座: 基礎知識の習得から応用力養成まで、段階的に小論文の書き方を学ぶことができます。
- 個別指導: 自分の課題に合わせて、講師にマンツーマンで指導を受けることができます。
- 添削指導: 実際に書いた小論文を講師に添削してもらい、改善点を見つけることができます。
- 面接対策: 面接で聞かれる可能性のある質問を想定し、練習することができます。
- 出願書類添削: 志望理由書や自己PR文など、出願に必要な書類の添削を受けることができます。
- 情報提供: 総合型選抜に関する最新情報や大学の情報を手に入れることができます。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
今回の記事では、話し言葉と書き言葉の違いと使い分けについて解説しました。
総合型選抜では、あなたの表現力が合否を左右することもあります。
この記事で紹介したポイントを参考に、場面に応じた適切な言葉遣いをマスターし、総合型選抜を突破しましょう。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。難関大学を中心に、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。